やくも 車内 | こぴっとちぴっと

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やってみたいことをやってみた

列車は滑るように走って行きます。

振り子電車の特徴を出すために写真を撮ってみましたが、これではただカメラを斜めにして撮った失敗写真のようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

カーブに合わせて車体を傾け遠心力を抑えて、速度を落とさずに走るというのが振り子電車の真骨頂です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山間を蛇行する高梁川沿いを通る伯備線は、蛇行する川に沿ってカーブを連続して描きますから、スピードを殺さないために適材適所で振り子電車381系が投入されました。

ただ、自然式振り子なので、カーブに入ってから遅れて車体が傾くので、独特の乗り心地、つまり弱い人は乗り物酔いになり易いと言われます。自分は相当荒れないと船酔いもしない鈍感さなのでよくわかりません。

 

 

 

 

 

 

乗り物酔い対応のためか洗面所にはエチケット袋が備えられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆったりやくも用に改装された洗面所。

 

 

 

 

 

 

重心を可能な限り低くするために客室床面も下げられていますが、連結器位置は標準の高さのため、車端部床面は数センチ持ち上げられて斜面になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

床の斜面にけつまづくということはありません。

 

 

 

 

 

 

 

テーブルの飲料ボトルを置く穴は、一般の特急型より振り子電車のものは深いのかどうかは知りません。しっかりボトルをホールドされて倒れないようにしているなら、他の車両もそうすればいいはずなので。

 

 

 

 

 

 

一般車両にはある窓枠下の小物置きになる出っ張りはありません。そう見えるところのは昔あったベネシャンブラインドを間に挟む2重窓スペースです。おそらく、381系ではここに物を置くときついカーブを走行する時に落ちたり倒れたりするから元々無いのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

倉敷から備中高梁の高梁川沿線が、伯備線では風光明媚なお気に入り区間ですが、真備町でのバックウォーター現象で50人を超す命を奪う大水害をもたらしたとは…今でも所々川岸の大規模工事がされていました。