この日が来るとは思わなかった。。。

 

「関口宏のサンデーモーニング」

 

36年6ヶ月続く長寿番組。

 

お疲れ様でした。

 

この番組のオーディションを受けて「落ちました」

 

新人の何もない、田舎者のおサルでしかなかった私。

 

華やかなバブルの雰囲気のある時代。

 

新番組のオーディション、落選。

 

あの頃、ニュースキャスターになろうとしていたことも自分でびっくりですが。

 

そんな女性(大学生)も多かったのです。

 

華々しい同世代を見て羨ましくて、

 

自分の価値のなさに落ち込んだりして、

 

36年前の映像を見ながら、複雑な感情が澱のように

 

動いて浮遊して来ました。

 

一週間をまとめるニュース番組。

 

ニュースをわかりやすく解説する、

 

ゲスト、専門家を「コメンテーター」と呼ぶようになる。

 

サンデーモーニングが産み出したテレビ表現の仕組み。

 

関口宏さんの「もっと何かないのか?」という問いが

 

番組全体にあり、それにスタッフも挑戦していたのだと思います。

 

「テレビって面白いな〜」と憧れ

 

ヌルッと入ってきた私ですが。

 

番組というチームで「もっと方法はないのか?」の問いで

 

新しいことを作り出していったサンデーモーニング。

 

メディアが多様になり、テレビは斜陽産業という人もいますが

 

まだテレビの役割は多くの方に求められていると思います。

 

人生に「問いを持つ」

 

どんな業界でも、世代でも、国でも、必要なことだと思います。

 

関口さんが業界に問いを投げかけ、答えたもの。

 

日本人に知らないうちに染み渡っています。

 

当たり前にテレビを見られること、

 

まとめてわかりやすくしてくれる事。

 

AIやチャットGPTが進歩しても

 

人間の遥かに超えた創造性がこれからも必要になる。

 

人に寄り添うこと、反応を読み取ること。

 

「ここは忘れないでよ」と置き針をしていく番組が

 

サンデーモーニングだったのではないでしょうか?

 

置き針はじわじわ効いて、自分を動かす。

 

別れと出会の季節。

 

別れで得たものに感謝して、前を向いて新たな問いを自分に投げ掛けたい。

 

混迷する世界に。

 

「もっといい方法はないのか?」

 

「自分が今日からできることはないのか?」

 

「それは世の中のためになるのか?」

 

それでも時代は進んでいく。

 

関口宏さん、36年6ヶ月お疲れ様でした。

 

今後も、新しい視座をよろしくお願いします。