おはようございます。

 

昨日の夕方「羽生結弦さん引退」というにニュースが流れました。

 

平昌オリンピックで羽生結弦さんの演技を

 

現地まで観に行った私としては、(とてもファン)

 

かなりショックなのかな〜と思っていましたが、

 

そうでもなく、、、、

 

何故なら、会見の中で彼が言っていたのが、

 

「プロ転向」という意味合いが多かったからだと思う。

 

アマチュアの競技人生からは引退。そしてプロアスリートとして生きる

 

という視点の切り替えがあったからだと思います。

 

よくよく考えてみたら、フィギュアスケートは不思議な存在です。

 

アマチュアを引退するとあまりテレビに出なくなる。

 

アイスショーなどが番組として、

 

2時間丸々ゴールデンで放送するという姿がないからだと思うのですね。

 

甲子園で活躍した選手が「プロになります」と言うと、

 

球団に入り、スター選手となれば、ナイター中継でどんどんテレビに映って

 

活躍の姿が放映されるのです。

 

フィギュアスケートはどうでしょう?

 

世界大会、オリンピックなど、主要大会はゴールデンタイムで放送され、

 

活躍を見ることができます。

 

プロ転向となると、テレビ番組として見ることが減るとなるのです。

 

(テレビ局は事業部としてアイスショーを開催したり、後援していたりする)

 

フィギュアスケートのアマチュアからの引退は

 

本当に辞めるか、

 

アイスショーで活躍するプロスケーターになるを意味しているようです。

 

フィギュアスケーターに聞いたことがあるのですが、

 

「大学卒業と共に、就職で辞めていく人が多い」とのこと。

 

しかし、今回の羽生結弦さんは「プロアスリートとして何ができるか?」と

 

フィギュアスケーターで競技大会の順位を目標に生きる時間ではなく、(誰かが作った目標)

 

 

何もない、自分で作る創造の道を選択したのだと思うのです。

 

どちらも大変なことですが、

 

誰も行ったことがない道を選ぶという、

 

不安定な道を選ぶ。

 

コーチングでも目標が変わると言うことはよくあり、

 

本当のゴールを目指す過程で、

 

「どれがゴールに近づく方法なのか?」

 

をずっと内省していく中で、

 

プロアスリートとして何ができるか?にフェーズが移ったのだと思います。

 

多分、平昌オリンピックの頃には思っていたのではないかな〜と推測しています。

 

誰とも比べない、自分自身と戦うという、次元が違うのです。

 

プロになると言うことは、創造の道を選ぶと。

 

自分でアイスショーを企画することもあるでしょう。

 

場所、時期、スポンサー、出演者、etc,,

 

自分だけでなく、もっと周りの世界の協調を必要とする場面が多くなると思います。

 

一ファンとしてできることは、見つめて応援することだと思うのです。

 

フィギュアスケートの選手は数々いても、

 

「スケーターの地位を上げることに大きなきっかけとなったのは、

 

プルシェンコと羽生結弦だ」とオリンピックの解説をしている時に聞いて

 

感動したのを覚えています。

 

どんなことをこれから見せてくれるのか楽しみです。

 

羽生結弦さんのインタビューは、いろいろなことに配慮しながら、

 

言葉、思考、所作と勉強になることばかり。

 

27歳でどうしてこんなにできあがっているのだろう?と思います。

 

フィギュアスケーターを越えて、プロアスリートとしてどう自分の人生をデザインしていくか?

 

コーチ的目線としても興味深々です。

 

彼の演技は会場中が渦を巻くように一点に集めて解き放つような感じがあるのです。

 

ぜひ、生で、感じてみてください。

 

「3年後どうなっていますか?」と言う質問に、

 

「今より上手くなっています」と

 

ビジョンを見せて締める話し方。。。。さすがです。

 

不祥事を起こした会社の重役たちの謝罪会見とえらい違いです。

 

人の心を軽くしたり、火をつける天才です。

 

どんどん新しい扉を開く、羽生結弦さん。

 

おばちゃんは応援しています。

 

平昌オリンピックの表彰式にて。