こんにちは。
沖縄県の竹富島に来ています。
竹富島は場所で言うと、、、、
台湾のお隣、、、って感じです。
珊瑚礁の隆起によって出来た島で、周囲9キロの平坦な島です。
島全体が、西表石垣国定公園に指定されています。
人口およそ360人。。。。
観光業で成り立つ島ですが、以前は自給自足の農業、魚業で生計をたてていた。
凄いですね〜。
だから、集落で協力し合わないと生活できない、その言葉が、うつぐみ。
「結」みたいなもので、みんなで、、、とか助け合いの心を
共通認識として持っているのです。
そして、竹富島のブランド価値を上げているのが、「竹富島憲章」(1986)です。
住民が島をどうして行くのか?を話し合いまとめたものなのですが、
「売らない」「汚さない」「乱さない」「壊さない」を言う4原則と「生かす」
加えて5つのことを基本としています。
観光で訪れただけでは分からないけれど、
「自然がきれいだな〜」とか
「のんびりできるな〜」というのは、
その土地に住む人達の空気感があり、
それが調和しているから安らぐことができるのだと思うのです。
地域おこしの基本は、ここが好き!!と言う思いから始まっているのを、
地域再生大賞の選考委員を10年やって気づいた
基本定義。。
観光客もお邪魔させていただく、、、って謙虚さも必要なんではないか?と
思うのです。
最低限でも汚さないために、ゴミは指定の場所に捨てるとかね。
観光客の学習とか、本当にこれから必要になってくると思います。
(世界中どこでもです)
お説教ぽくなりましたか?
ごめんなさいね、、、
さて、竹富島の海はきれいですよ〜
コンドイ浜に行って見ました〜〜〜〜。
白い砂浜です。
じゃ=ン。
こんなに白い砂浜〜〜〜〜〜。
「今干潮です。満潮時はもっと浜が小さいですよ」とのことですが、
引き潮の海は生き物の宝庫。
藻が見えます。
竹富島は生活用水が少ないので、きれいなアオサが採れるそうです。
竹富島の水は石垣島から引いてくるので、とても貴重です。
実はここに、大型リゾートホテルの建設計画があり、
住民との間で問題になっています。
竹富島憲章から外れてしまった事が起きてしまったのです。
これほどの美しいビーチを守るためには、
どうしたらいいのか?
リゾートホテル計画は法律に則っていますが、
住民の気持ちや不安は解消されないまま進んでいる。。。
ここが問題になっています。
竹富島は揺れています。
島は水が少ないので、
水田はなく、ヒエ、アワ、イモが主食だったそうです。
今は観光関連が多くなっていて、
農業従事者は少なくなっています。
竹富島はこれからどうするのか?
ターニングポイントにきています。
今の観光を支えている場所、
美観地区に指定されている集落に行ってみましょう。
石垣の美しい集落です。
観光客はここでご飯を食べたり、宿泊したりします。
竹富島の集落は、石垣が低く、オープン。
中の様子がわかるのです。
正面は風水で魔が入って来れないように壁を作っています。
八重垣諸島の独特の家つくり。
守り神のシーサーが各家の屋根に鎮座。
竹富島は、小さな島ですが、一日では廻りきれない。
3日は必要だと思います。
文化も人も濃いので、知ろうとすればするほど、やりたいことが増えてくる。
水牛車の会社や、
小学校、西糖御嶽、売店、レストラン、、、、、
日常と違う風景に興奮しながら、カワイイネコにも遭遇。
このネコチャンたちは管理され、
避妊手術をした子たちは、耳に切り込みがあるそうです。
島という限られた空間で生態系をどう維持して行くか?
ネコちゃんたちも野放しではありません。
島を守るためにどうしたらいいか?
竹富島の随所に、配慮がされていて、
その手の加えられている整頓された姿が竹富の魅力なのではないか?
と感じます。
守りながら持続的であること。
日本のあらゆる問題の「キーワード」。
「うつぐみ」の精神は簡単な「解」ではないけれど、
努力し続ける竹富島が人を惹き付けているのは
、
ヒントがあるからなんだと思うのですね。
なんか「気持ちいい」「安らぐ」がある竹富島。
コンビニもファストフード店もないけれど、
不便とは思わない。
この道もあるよ、、、と、教えてくれる場所。
この感覚は行かないと味わえない。。。
竹富島の魅力です。
竹富島のこの空気をどう維持するのか?
今、岐路に立っています。
さあ、次は、お宿にチェックインしますよ。
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