こんにちは。
東京の雪にはびっくりしましたが、
今日は綺麗に晴れました。
でも、さむ〜いんだわ。
寒い時にはあったかい物が食べたい!
そうだ、うどん県に行こう!
香川には行ってみたい場所がいっぱい。
野菜ソムリエとして、地域活性化タレントとして、
高松青果市場にGO!
朝早くから何やら集団が。
横に手書きの方、
そして、パソコン入力。
セリ(競り)です。
築地の魚の競りが有名ですが、
高松青果市場は早くからIT化したことで知られています。
システムは12年前からとの事。
地方市場では、とても早い取り組みでした。
と、言っても競りは
競り人の声に、仲買いの方が
欲しい品が出た時に
チラッて感じで見せます。
で高い金額に落札。
この競りは、日頃の相場感がないと出来ない。
勘と経験と度胸が競りを取り巻く空気です。
メインの競りから、
ここの競りもあり、
里芋類です。
高松青果市場の斎藤社長にご案内いただき、
今の時期には親芋が売れるのだと。
京都では、お正月に親芋を雑煮で食べるらしい。
「京都のお雑煮は、白味噌で丸もちですよね?」
「京都は、最初にお椀一杯の親芋を食べて、二杯がお餅のお雑煮になるのです。
だから、絶対親芋が必要なんです。
12月末には親芋だけの競りもあるくらい。
風物詩です」
ヘェ〜。
京都の食文化は香川の生産者が支えていたんですね。
高松らしい野菜を紹介していただきました。
刻んでこれだけを煮て食べる、マンバ汁。
高松のソウルフードらしい。
家庭で食べる物なので、お店にはあまりないとか。
こう言うのが食べたいんですよね〜〜。残念。
地方菜ですね。
アブナラ科は種類が地方ごとに違いがあります。
大きさ揃えてきっちり、9個。
真面目な生産者さんだと、わかりますね。
「香川は量は多くないが、丁寧に作るのが上手なんです」と。
スーパーで香川のミニトマトを見かけたら、
きっちりっぷりを、手にとってみてください。
箱のデザインもおしゃれ。
香川県はアートで地域活性化してますから
デザインも洗練されています。
若いイケメン仲買いさん。
ん?帽子が違うから、市場の方かな?
市場職員さんの平均年齢が若いのも、
高松青果市場の特長でした。
特長と言えば、
この並べ方にも、手間や思いが入っているんです。
競りの直前まで、乾燥しないように新聞紙をかけて置く。
赤ちゃんに毛布を掛けてあげる、、、
そんな感じです。
消費者も、市場を見て、自分の食べるものについてる知る必要があるんじゃないかなー。
丁寧に作られたものは、美しく凛としていました。
斎藤社長との話の中で高松青果市場が高松青果たる所以は
地域野菜であり、強みである。
野菜の食べ方、特長を伝え
食文化が継続されるお手伝いができる。
野菜が人気になれば、需要が増えて
生産者が野菜を作り続け生活を支える事になる、と。
東京の築地市場移転からの諸問題で、
市場ってなんだ?と
多くの方が思ったことでしょう。
日本の複雑な流通の川上、市場。
安定供給のためのシステムが、
便利な生活をもたらしてくれています。
全国が平均化したと言われながら、
高松青果市場のような、地域市場に行ってみると、
そこでしか食べられていない野菜たちが沢山ありました。
市場の役割は、手数料商売だけでなく、営業、マーケティング、ライフスタイル提案まで、、、
地域経済、活性化に重要な役割を果たす可能性がありますね。
地方に行くと、その土地の食べ物を頂くのが楽しみですが、
生産者、地方市場があり、支えられているんだと、
実感しました。
地域経済活動に重要な役割を果たす
高松青果市場。
斎藤社長の目指す
「三方よし」ビジネス、
期待しています。
お忙しい中、取材させて頂きありがとうございました。