皆さま~こんにちは。
梅雨と言いながら晴れ間に日差しの強さを感じる今日この頃この頃です。
暑い時は水辺で涼しさを感じてみるのもいいですよね?
水辺と言えば、先日
「水がつなぐ韓日文化交流
大阪の狭山池と百済の碧骨堤
その歴史と食文化」
のトークイベントが行われました。
日韓文化交流の中でも、コアなテーマ。
どんな方がお客様でいらしてくださるのか心配でした。
だって、大阪の狭山池、百済の碧骨堤ですよ~、
知ってますか?
まあ、大阪の狭山池は見たり聞いたことあるかもしれませんが、
碧骨堤って??ですよね。
碧骨堤は、韓国の全羅北道にあり、
韓国最古の利水施設といわれてます。
農業用水の池の事ですね。
韓国では「堤」が池を表しています。
ここ、基本として抑えておいて下さい。
狭山池も日本で最古の利水施設。
その二つが、百済の土木技術が活かされて作られたと言う共通点。
なぜ、これらが必要だったのか?
それは、東アジアの稲作文化にあります。
稲作は田んぼに水を引き、管理をして収量を増やすので、
水路や池が重要なんですね。
広く水を行き渡らせるために、高低差、水路の角度など、
高度な土木技術がないと国土全体に水を行き渡らせることは出来ないんです。
碧骨堤は330年、狭山池は616年には出来ています。
616年は、推古天皇、聖徳太子が活躍していた時代。
飛鳥時代は土地開発が、進んでいた時期なんですね。
多くの物や人、文化が百済からもたらされた時代。
仏教と共に、五重塔、仏像、政治システムが入って来て
土木技術も急速に発達してきた。
その共通する技術や、痕跡が、狭山池と碧骨堤にはあるのだそうです。
碧骨堤の堤防
「敷葉工法」が使われ、
狭山池にも同じ工法が使われているのが、
補修工事で見つかりました。
技術や文化の交流が行われていた事の証しとなるのです。
地図に残る二つの国の交流。
なんだかワクワクします。
技術者が海を渡りくる時に、
妻子を連れてきたのかもしれないし、
技術者達の憩いのために、
コメディアンみたいな人も新天地を目指したかもしれません。
今ある池に、いろいろなひとのドラマがあると思うと、
池の見方も変わってきますね。
韓国の全羅北道はお米の産地。
秋には地平線まつりがあり、
稲穂が揺れる金色の広大な大地を見る事が出来るそうです。
お米を作っている一人として、
是非見てみたい!!
あー、また行きたい場所が増えました。
何気ない景色に、歴史が積み重なり、
そこに存在できる奇跡。
日本、韓国を含め、
東アジアの繋がりを、世界遺産に登録しよう!と言う動きがあるそうです。
歴史を紹介してくださった
ソン ジョンヨン先生、
工楽善通 狭山池博物館館長、
小山田宏一 奈良大学 教授
ありがとうございました。
(写真が手元になくすみません。
どなたか分けてください)
大変勉強になりました。
ありがとうございました。
足元にある、両国の歴史への理解が
これからの文化交流をより深いものになることを期待しています。
秋には、全羅北道の地平線まつりリポートしたいと思います。
大阪 韓流同好会の大好きな、Oさん、Kさん、Tさん、
カムサムニダ!
本当に嬉しい一日でした。