こんにちは。
冬~がきた~~~~って感じで寒い。
子供の頃から年期の入った冷え性です。
こたつで足を温めていた頃はよかったのですが、
最近はこたつってインテリア的に難しくて、使ってない。
実家に帰ると、こたつがあって入るともう出られない。
ぬくぬくがいい~~~。
こたつと言ったら「みかん」ですよね。
みかんで有名な「有田みかん」をご存知ですね。
野菜ソムリエとして、
有田市の原産地呼称管理制度「認定みかん」の審査員をさせていただいてます。
今年で6年目になります。
原産地呼称とは、特定の地域の地理的環境や風土に由来する優れた産物を認定する制度。
元は、ヨーロッパのワイン、ブランデー、乳製品、農産物などが有名ですが、
日本でも「原産地呼称制度」として有田市が高品質のみかんを
「有田QUALITY」として認定しています。
今年も沢山のみかんが集まりました。
参加農家さん33人、
84産地。
7種の温州みかんの27点が集まりました。
皆で審査中
審議中
鎧塚審査委員長、高野マスターソムリエ副委員長、
各審査員で集まり、、、、、
「有田QUALITY」として特別なみかんでなければいけないのです。
厳しい審査で認定された農家のみなさん。
おめでとうございます。
原産地呼称管理で認定農家になってどんな得があるんだ、、、、、
「エコファーマー」はたいして得にならなかったとおっしゃる方がいるかも知れません。
実は「ふるさと納税」が原産地呼称管理制度に高付加価値を生み出すことになっているのです。
有田市ではふるさと納税のお礼に「有田みかん」をお返ししています。
これが大人気で、申し込みが土日で700件以上あったらしいのですが、
みかんの質が今年は良くないかもしれない。
300箱がいいところではないか????と
お断りすることとなったらしいのです。
ちょっと脱線しますが、ここで今年のみかんの栽培のお話しますね。
今年は開花が早く、8月に雨が多く降り日照時間が足りなく、味がぼけるのではないか??と心配していたと言います。
「有田QUALITY」にするために土にシートをかけて雨が土に多くならないように調整したそうです。
幸いな事に10月に晴天が続き、甘みのあるみかんになってくれたとのことでした。
「有田QUALITY」になるみかんは特別に栽培したり、日照時間を保てる適地だったり
手間ひまかけたみかんです。
という事で、今年は農家の栽培技術がいかされた、美味しいみかんになりました。
このみかんをふるさと納税のお礼の品として
有田市が市場価格より買い取り送る。
認定農家はみかんを高く買い取ってもらえるメリットあり。
市としては寄付が集まり、名産のPRになり、農家に支払いするので
経済は市の中で完結する。
「有田QUALITY」にと農家さんの応募も増えているそうです。
「物欲しさは本当の意味のふるさと納税ではない」って言う人もいますが、
産地だけで経済が完結し、ブランド価値をつくれる。
「ふるさと納税」ってよく出来た制度なんだと関心します。
原産地呼称管理制度でみかんを有田市で!と推進しているのが
望月市長です。
ふるさと納税のサイトや本まで出来ている昨今ですから、
ただ納税するより、
何か後で送られてくる、、、、
産地からのお便り的利用をしているちゃっかり納税者。
あの味にふれたら、他が物足りなくなりますよね。
ふるさと納税しなくても、買う事はできますよ。
有田市のホームページから
認定農家にオーダーする仕組みになっています。
ベテラン農家の、手入れされた土、木からできるみかん。
やっぱり違います。
みかんが食べられなくなると、山が荒れてしまうので、
沢山の方にみかんを食べていただきたいですね。
みかんを一日2個食べている産地の人は
長生きとのデーターも出ているようです。(三ヶ日)
β-クリプトファンが効いています。
家族構成や、ライフスタイルの変化で
「こたつにみかん」じゃなくなっていますけど、
改めてみかんの良さをアピールしたくなります。
新しい、みかんの未来とは~~~~~~~~~
さて、続いては
6次産業化に繋がる、スイーツコンテストをご紹介します。