こんばんは音譜

今朝は、風邪で声が出なくてだるくて

稲刈りなんて出来るのだろうか?と

不安になりながら新幹線に乗ったのです。新幹線700系レールスターはやぶさ

福島県の矢吹町で善郷小学校、中畑小学校の5年生と一緒に

お米つくりをしています。



4年前、東日本大震災、福島原発事故のため風評被害に悩む農家さんが沢山いらっしゃいました。

私が農業を始めたのが、中越地震の復興の姿を地元から伝えたい

と震災が関わっています。



福島も同じようにダメージを受けているから

農業のイメージアップに、復興の姿を伝えるために

子供達と農業をやってみないか?と誘われたのがきっかけでした。


6月の田植え。hime

農薬に弱いカブトエビを使った農法。

環境配慮型の手間のかかる実験田んぼが

実りの時期をむかえました。稲稲穂稲




今日は稲刈り当日。

なんでこんな日に風邪をひいちゃうんだよ~ショック!ショック!

矢吹町について田んぼに行ってみると





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コシヒカリが倒れずにいました。




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よく見ると空の籾があったり、、、

どうしてでしょう?



開花のときに長雨雨雨で受粉がうなく行かなかったのではないか?との

芳賀さん。



お陰でコシヒカリの稲刈りが遅くなっても倒れなかったというラッキーに。

人間万事塞翁が馬ですね。馬馬



2校合同の稲刈り開始稲稲




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野崎町長も参加してくださいました。


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早い!



楽しみながら稲刈り。

楽しい思いでが残ってくれたら

大人になった時に、職業選択肢の一つに

「農業もいいな」と思ってくれる子が出てくれたらいいな、

と思っています。



理屈では無く、有無を言わせず体感させる。

しみ込んで残るものがあると思うのです。






校長先生も働く~~~


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はざかけして




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一本のはさかけ


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落ち穂拾いも
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90人の小学5年生と、農大生10人

土地改良区や

地元のぐるぐるのーかーの皆さん。

善郷小学校、中畑小学校の先生方。

皆様のお陰さまで、1時間半で終わりました。
 
今回も素敵な出会いがありました

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ヘザー先生。

英語教師です。

矢吹にきて3年。

矢吹の風景も食べ物、小学生も大好きというニューヨーカーです。

「田舎がいい、矢吹がいい」とここにしかない良さを語る

ヘザーさん。

これなんです。ラブラブラブラブ

地元の人に持ってほしい感覚。

今回の稲刈りにはいつもの福島テレビとNHKが取材に来てくれました。

4年続けて

「矢吹町はなんか知らないけどやってるね」って感じになっているのだと思います。

しかし、問題はここから

「矢吹町は他と違う事している。すごいぞ」に変わらなければいけないのです。

注目されている、何か?から

「あ=あれね」に。

見える化です。

皆に知ってもらって、ワクワクする場所へ。

そのためには、住民が矢吹の良さを認識すること。

ブランディングの一歩です。

このお米作りはただのお米つくりではありません。
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矢吹町役場、東京農大(カブトエビ農法)善郷小学校、中畑小学校の3者が

連携して作っています。

行政、研究機関、教育が一緒になり

地域ブランディングの実験場なんです。

福島県は東日本大震災でダメージを受け

いまだに風評被害に悩む人もいます。

イメージダウンからイメージアップへ。

そのために安全安心の確立が必要でした。

農薬に弱い「カブトエビ」を使い有機(に近い)農法で

お米の安心を作ろうとしています。

福島県のお米は全袋放射能検査をして出荷しています。

科学的な根拠にさらに無農薬の安心をプラスしようとしているのです。

カブトエビの数はまだ足りませんでしたが、

去年より多くなっています。

挑戦は続いています。

その試みに興味を持ってくれたテレビ局の皆さんは

「矢吹は何かやっている」って期待感です。

期待から実力へ。

矢吹町はこの段階まで来たということなんですね。

これからはヘザーさんのような感覚を皆さんが持てるかどうか?

そこにかかっているのだと思います。

最後に皆で写真撮影。






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地元食材のカレーを食べて終了です。

素晴らしい天気に恵まれて、本当にラッキーでした。

あれ?気づいたら少し声が戻っている。

流石、田んぼパワー、小学生パワー

皆様お疲れさまでした。