佐渡で獲れたダイオウイカを送ってもらった話はお伝えした通り。

なんで、私にダイオウイカ???か???

「おさかなマイスターアドバイザー」という資格を取って、

日本の魚食文化を「知って食べる」啓蒙活動をしているわけです。

そして、新潟県の水産資源管理委員もさせて頂いているご縁で

佐渡のダイオウイカを送ってもらうことになりました。




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2メートル60センチのダイオウイカ。

冷凍で届いたのは


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部位は書いてなかったけれど、多分胴体、、、だと思う。

アンモニア臭が凄い!と噂に聞いていたのですが、

そんな感じも無く。。。。

解凍してみました。


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丸まっていた物体が、

デローンと伸びて、、、、叫び叫び叫び

「食べてもいいのかな???」の感じ。。。。ドクロドクロ

寄生虫やアニサキスが怖いから生食はやめて、、、、



物体をスライス。



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皮を剥ぎ、細かく切ってしまえば、アニサキスも大丈夫???


ブニュブニュとしたイカのテクスチャー。

切れば切るほど、水が出て来るんです。

「大丈夫か?」不安になるけれど、深海生物とはそんなものなんでしょう。。

気を取り直して切れ込みを十文字に沢山入れて、

ダイオウイカの処理は終わり。チョキチョキ

この後も細胞が壊れたためか、水分がビチャビチャ出てきましたよ~~。

鍋にお水を入れて、熱湯にして

刺身を茹でる。

寄生虫対策に長めに茹でて、、、、

ざるにあげてみる。




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ん???

凄く縮んだ~~~~。

4分の①くらいになった感覚です。

「え~~~ダイオウイカ。見かけ倒し~~~~」

でも、見た目はまさにイカそのもの。

ひとつまみ食べて見ましょう。

「グニュ~グニュ~」


歯ごたえがある。

というより、、、硬い。

イカというより、

ハツ。

心臓ですね。

ほほ~う。

面白い。

味は無味ですね。

味に特長が無いので、なんにでも合うのかも。

辛味が欲しかったので

新潟県のおすすめ野菜である「かぐらなんばん」と炒めてみました。






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なかなかいいんじゃないでしょうか~~~?


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実食。

コリコリとした食感とかぐら南蛮の辛さ、

そしてニンニク風海が食欲をそそります。

これは、、、、、あり、、、です。

水産資源の枯渇が叫ばれている中、

深海魚や地元魚の活用が必要になってきていますが、

ダイオウイカという知名度の高い海産物の夏用は地域おこしに繋がるかもしれません。

おさかなマイスターアドバイザーとしては、

まだ生態が分からないダイオウイカを手放しで推奨することはできませんが、

おもしろB級グルメとしての素材の可能性を感じた試食でした。

結論、


ダイオウイカ、、、、意外においしいです。

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