TOKIOの城島さん司会の「民謡魂」で
十勝の農業を取材しました。
小麦農家の前田さんの畑。
赤外線レーザーで植物の葉緑素を計り、肥料を瞬時に与えるトラクター。
品質を一定にしていきます。
レーザーは測量会社の機械だそうです。
ドヤ顔な私。
最新のハーベスター(小麦の収穫機)は4000万円。
小麦はゆめちから。
製粉作業も行っています。
とっても美味しかったです。
そして酪農大規模化で世界を目指す「ドリームヒル」
牛舎には2300頭。
平成14年に大雪の被害を受け牛舎は倒壊。廃業も考えたが4戸が一緒になり
作ったのが、ドリームヒル。
大型化で投入されたのが
ロータリーパーラー。
ターンテーブルに乗った牛が一周する間に搾乳される機械です。
一頭づつ順番をまって入って行く姿にびっくり。
牛は社会性のたかい動物なんだと思います。
この搾乳機、1億②千万だって。
日本の食を支えるために続ける決意をした4戸の酪農家みなさん。
今までと同じではダメだ!と効率化のために取り入れたのがこの機械。
大規模化は設備投資も大規模。
北海道は酪農で有名ですが、本土のミルクより値段が安く買い取られる。
加工乳として使われるので値段が安いのだとか。
小椋社長は「本土より安いのは変だ!」と。
バター不足が叫ばれているのに、
国内の酪農企業に利益が出ないと日本の酪農の未来は大変なことになる。
TPPで安いバターが入って来て日本の物が売れなくなると、
酪農が成り立たなくなり、酪農家がいなくなる。
輸入に頼る日本は何か有事がおきた時に輸入がストップしたら、、、
日本人の食はどうなるでしょう?
一次産業が衰退したら、日本人の食糧安保に関わる大問題なのです。
北海道は日本の食を支えてくれる場所。
開拓者達の汗と血と涙の結晶が、開拓された土地なんです。
大型化の一方で、こだわりの酪農で勝負するのが「十勝しんむら牧場」
富山県から入植して来た祖父の土地を受け継ぎ
酪農を経営しています。
放牧して牧草だけと原点回帰。
酪農は餌を輸入しているところが多いのですが、
為替、燃料大、海外の干ばつ、穀物の値段変動に影響を受けてしまいます。
グローバル化の中で変動の影響を受けないように自分たちで完結する形を考え、
循環型の酪農をめざしたら原点回帰になったというのです。
牧草地にあった糞。一週間ほど経ち、分解が始まり
匂いをかいでも、臭くないのです。
草も数種類を食べさせています。
牧草も数種類を育て、草が育つ土作りの為に数年かかったそうです。
牧場にカフェも併設し、ここで出されるスコーンとミルクティーが最高に美味しい。
「クリームテラス」
バターのようなものは自家製のミルクジャムとクロテッドクリーム。
生クリームとバターの中間で両方のいいところがぎゅっと混在するクリーム。
イギリスのアフタヌーンティーには欠かせないクリームです。