空港から30分くらい走ってやって来たのは
イオンモール。
「わ~出来たんですね。大きい!」
イオンモ-ル。
日本ではよく見かけますが、ここはベトナム。
日本式を移植するには大変でしたでしょう。。。
この日は平日の午前中にも関わらず、人が一杯。
夕方にはもっと人が増えるそうです。
「開店当初は殺気立っていました」というHさん。
以前の写真をご覧頂いて分かる通り、
市内の繁華街から車で30分くらいかかり、空港が近いと言っても
「こんな場所に誰が行くんだ?」と揶揄されたこともあったそうです。
ホーチミンは市内の繁華街のあちこちに市場があり、
野菜果物の生鮮食品や、魚、肉も売られています。
衛生面から見ると目を背けたくなるところもありますが、
ベトナム人の日常生活品はここで揃うのです。
イオンのような郊外型のモールというのがほとんどないので、
わざわざこんな離れたところに人がいくのだろうか?と何度もテナント店に言われたそうです。
イオンしかない場所。
ここでの特長、成功理由を見て行きたいと思います。
まず、
① バイク駐車場を広く確保。
オープン当初は5万台のバイクが押し掛けはいり切らないバイク続出だったとか。
車よりバイクのベトナム。
来て頂く方の足の確保でした。
そして
②、撮影OKに。
ベトナム人は写真好き。
FBやSNSが盛ん。
大学院時代の留学生たちとは私もFBでやり取りしています。
店内で撮影していると注意されるところが多いですが、
これを解禁することでプレオープンで口コミ話題となり、
グランドオープン初日に15万人が殺到したそうです。
そして
③寿司を目玉商品に。
これは開店前からおっしゃっていたのですが、
ビッグシーがフランスパン(バインミー)を目玉にして集客していたので
イオンが打ち出すのは寿司だ!と。
冷蔵、冷凍車が少ないベトナムで鮮魚のコールドチェーンはどうするのか?という
問題はあったのですが、
寿司を置いたところ大当たり。
その場で寿司を作って並べて、一つ一つ選べるというオープンキッチンにしたことで
撮影する、FBに載せる。
イートインスペースで食べる。撮影する。
人が知りまた並ぶと。
あこがれの日本食に溢れかえってました。
朝の10時から寿司をもりもり食べるんです。
一日に2万ピース売れるんですって。
値段は一貫50円くらいから。
安くはないが手の届かないものでもない。
外食文化のベトナム人にとって、
冷房の効いたきれいな場所で寿司を食べる。
家族の楽しみになってます。
日本食というブランド価値。
沢山の中から選らべる楽しみ。
家族で気軽に楽しめるアミューズメントパークがイオンモール。
「買い物をする喜びをベトナムの人に」と3年前に関西出身のSさんが言っていた言葉。
初日にお客様の姿を見て涙が止まらなかったそうです。
具現化した夢。
ドリームチーム、やりましたね。
おめでとうございます。
それでは、AEON MALLの目玉となっているお寿司の秘密大公開。
ランチでいただくことにしました。
つづく