仕事で新潟に一足早くつきました。

東京より空気が冷たい。。。



そのお陰でソメイヨシノが長持ちしているとか。

また桜を見る事ができました。




万代橋からの桜です。

美しい~~~~。

って見とれてる場合じゃなかった。


ズームインスーパーで一緒にお仕事をさせ頂いた、Tenyの時田サン

いまではすっかり偉くなり雲の上の人。

その時田さんが監督をつとめた「夢は牛のお医者さん」を

新潟のシネウインドで見る事ができました。




この映画館が分かりずらいのよ~。

伊勢丹の反対側にあるのに、見つからない。

必死で走って、伊勢丹の案内かかりの人にいて真っ直ぐと言われるんだけど、

見当たらない。

走っていたら貧血ではあはあして、時間に遅れるーって。

一階のアクセサリー売り場のきれいなお姉さん(新潟美人だった)が

外まできて指差しであそこです!って。

何回もうろうろしたところでした。

最終回の上映になんとか間に合った。

「良かったら見て」と控えめに言った彼の言葉が重奏低音のように残っていて、

約束って思っていたから。。。。必死。

10分は過ぎてしまって、中に入ると、、、、

観客席がぎっしり。

暗闇で席を探すのだけど、見つからない。

「立ち見か。。」と後ろに行ったら、一つ空いてた。

ラッキー。

人気じゃないですか~。ドキュメンタリー映画。

小学校にやって来た子牛を育て、

獣医になりたいと夢見た知美ちゃんが

努力と夢と家族の協力で獣医に。

家畜は経済動物だから、病気になって薬が高かったら

処分されてしまう。

買った値段、経費、売る値段の差額が、、、、儲けにならないと意味がない。

命の値段は利益の値段。

ただ好きではなく、冷静に経費を判断していく。

夢を叶えると言うのは嬉しいことの用に感じるが、

そこには、一見残酷に見える慣れや悲しみも混在する。

それでも、人はその命を頂き、おいしいと言って食べ、

畜産農家は生きて行く。

人間の業か。。。

人は淡々と生きてて行く。

目立たず、こつこつ生きて行く。

私達の食卓にはそんな物語の末にお肉が届くのだ。

子牛が生まれたり、病気になったり、太ったり、痩せたり。

経済があり、感情があり、生活があり、地域がある。

今、TPPの交渉が大詰めを迎えています。

農産品5項目が検案に上がります。

コメ、麦、砂糖、牛肉、乳製品。

牛、豚や乳製品の関税率の幅がどうなるのか?

オバマ大統領を国賓待遇でお迎えして

お土産(落としどころ)がどうなるのか?

本当に日本の農家の未来がかかっています。

農業だけでなく、金融、保険、公共工事、教育、地方自治、、、、

いろいろなものが壊れそう。

アメリカのロフマン代表は国産ステーキを食したという。

日本の農家の苦労を感じられただろうか?

自民党は選挙の時「TPP反対」って公約だったんだ。

国益、日本人の生活が守られるように判断してほしい。

甘利さん、頼みます。

そして私たちは、今の動きを注意深く、冷静に判断しましょうよ。

新潟で見た「夢は牛のお医者さん」

シネウインドでは上映が終わってしまいましたが、

東京の中野ポレポレでは好評につき、ロングラン中だそうです。

一人の少女の夢を通して見える、かたち、力。

もう一度立ち止まって考える機会をくれた映画でした。