お坊さんまつりの続きです。
どうしても私が行きたかった場所。
それは、海印寺(ヘンインサ)
ユネスコ指定の世界遺産です。
日本でも12月の和食が世界遺産に~ということで盛り上がっていますが
韓国もキムチなどの発酵食品で世界遺産に認定されるらしい。
それとは別に、既に認定されていた世界遺産。
「高麗八万大蔵経」
ここに保管されているんですぞ!
保管されている場所も建築物として優れていて、
一年中窓が解放されているのに、鳥やネズミが新修せず、
木造の大蔵経板がきれいに現存されているという場所。
湿度も湿度も自然の風が通る形で管理され、
地形、気候、建築構造と当時の文化の粋が集まった場所。
このお寺を知ったのは、韓国観光のイベントでした。
一生懸命、版画を刷っている人がいて
覗いてみたら、般若心経の版盤でした。
もちろんレプリカなんですけど、見ていたら
「はい」と一枚くださったのです。
般若心経が印刷され、炭の感じとか、韓紙の風合いとか
とっても素敵で、ガラスのテーブルに挟んで身近に置いておきました。
本当は三蔵法師が持ち帰った貴重な経典をこんなことしては行けないのかもしれないけれど
レプリカってことで、気軽に普段使い。
その本物が所蔵されている「海印寺」が大邱から近いというので
どうしても行きたかった~。
山門に到着。
あ=来たんだ~~。って感動!
ずんずん歩いて
本殿です。
ここでお参りして、、、、
目指すはこの裏の所蔵倉。
撮影はここまで。
中はカメラは禁止です。
門の所も所蔵施設で、格子越しに覗くと、板がズラーっと並んでいるのが見えます。
ちょっと前まではもう少し近くに行けたようですが、
世界遺産になり、人気になって保管のために管理が厳しくなったそうです。
ヒンヤリした風がいつも通り抜け、雪も降る寒い場所。
この大蔵経を守るためにソウルの江華島にあった寺から移動して
僧侶が兵士になり守った大蔵経。
完全に現存する木版では世界唯一。
経典は知恵の結晶であり、社会システム基盤だった時代。
改めて仏教文化の一員だったんだと実感しました。
普段、宗教を意識する事のない生活を送っていますが、
海外の人と話す時
「アナタの宗教は?」
と聞かれ困ったことがありました。
しかし、自分の知らない間の生活習慣などを考えると
「ブディスト(仏教徒)」なのか~。と。
韓国に100回以上行っていますが
この「海印寺、大蔵経」は本当におすすめします。
所蔵施設を出た所で、
後ろが所蔵の場所なのですが、風が違う感じがしませんか?
全体図
でも、やっぱり中みたいですよね~~。
って方のためのサービスショット
って、写真かい!
こんな感じで、板が置かれているんですよ。
写真や話だけでは分からない。
是非、行ってみてください。
海印寺でまだ大切な仕事が残っていました~~~~~~
~~~~~~~~続く~~~~~~~~~~~
大邱のテンプルステイ、ソンシ祭、海印寺をまとめました。
流れを確認したい方は「韓流への道」をご参照ください。