さて、番外編。
大邱の名所巡りとまいりましょう。
現大統領の朴槿恵氏の生家跡地があります。
繁華街のど真ん中。
今はベーカリー、パリーバケットになってました。
その後移動してサムスンの発祥の地。
三星商会の跡地。
モニュメントが作られていました。
そしてここの特長は。。。これ
なんだと思いますか~?
昔、金庫が置かれていた場所なんだそうです。
「お金持ちになるように~」と触るといいんですって。
そして次は、オペラハウスにある銅像へ。
サムスンの創業者の李乗吉吉氏。
触ると「お金持ちになれる!」と観光名所になっているそうです。
早稲田大学で学び三星商会を設立。
最初は、会社の近くにある西門市場のリンゴや果物、干物を仕入れて売っていたそうです。
エイの干物でした。
食料が多くはなかった時に、麺を大量に仕入れ大、中、小など量を小分けにして売った事が受け、
会社を大きくするきっかけになったと説明されました。
「たったそれだけ?」と思うのですが、
市場のニーズに細かく応えて行く、マーケティングの基本と消費者の気持ちを素早くつかむ。
ちょっとした工夫が、商売には大切なんですね。
その後、砂糖、繊維、肥料と多角経営化し、
1969年三星電子設立。
石油化学、重工業、、、、、
1978年半導体へ。
プロ野球球団なども保有し現在へ至。
1978年から半導体事業ですから、世界のサムスンになるまでに40年以上かかったわけです。
日本に学び日本をまねて、世界企業となっていったサムスン。
創業者はどんな思いで今のサムスンを見ているのでしょう?
繊維の街の大邱。
ベルベットに人生をかけた社長さんもいらっしゃいます。
ベルベットの博物館を自費でつくり、ベルベットの可能性を見てもらおうとしています。
館は全てベルベット使用。
壁紙、服、インテリア、壁画、机、、、すべてベルベット。
館の主はこの方。
ベルベット一筋50年。
生地も少ない時代に、高い素材のベルベットに目をつけ、ドイツの機械を輸入して
ベルベットを製造。
寒い韓国の冬に履く靴の足首にベルベットをつけるデザインで一代を築いた女性会長。
トイレの壁もベルベットにしていて
「いいでしょ~」と微笑みます。
成功するために必要な事。
「馬鹿みたいに思い続けること」だそうです。
そして「感謝」をすること。
お金持ちになりたい。。。。誰でも思う事ですが、大事なのはその先。
「お金持ちになって、何をするのか?」ではないでしょうか?
頂点に上り詰めた先にあるもの。
お金は大切だけど、手段として時間や手間を効率的にしてくれます。
そして、得た時間や地位で何をしたいのか。。。?
それがないと、ただの金の亡者、成金になっちゃうんじゃないかな~なんて
いろいろ考えさせられたリッチツアーでした。