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覚悟しいや~(極妻風)
東日本大震災から間もなく1年。
福島に行ってきました。
行って来たのは、矢吹町。
奥州街道の古宿だった矢吹町。
震災では震度6弱を記録し家屋の倒壊などもあり被害も大きかった。
家屋の修理が町のあちこちですすめられています。
道路も一般道の修復は進んでいますが、農道がまだ壊れたままのところも。
農業用水路もまだ壊れたままの場所も。
春には田んぼに水が必要なのに。。。
役場の人にお聞きしたのですが、修復作業が複雑なのも問題。
例えば、この道を直そうと言うときに申請を出します。
向かって真っ直ぐが農道。トンネルの中まで続いています。
横から交差する道は町道。
この場合、町道の修復は国土交通省に申請。
農道は農林水産省に申請書を作って提出しないといけない。
一般には「道」としか認識されないけれど、修復するときには区分を調べ、書類をつくる。
役場の人とは言え、この作業が初めてで、書類を作っては、赤ペンでチェックが入り、
そのチェックされた書類を直す。。。。
1月末まで徹夜の作業だったと言います。
こういう話を聞く度に、縦割り行政の煩雑さに腹がたち、
「復興庁はどうなっているんだ!」って言いたくなる。
住民の方はなおさらです。
「なんでこんなに時間がかかるのか?」と思っていらっしゃるし、
震災だけじゃなくて9月の水害も酷かったしね~ってあきらめ顔。
「どうして福島はこんなに災害がつづくのか。。。」
かける言葉を失いました。
「うちも壊れていて恥ずかしい状態ですが見てください」と
地元の酒蔵の大木代吉本店さんに行かせていただきました。
140年の歴史をもつ酒蔵です。
お店の裏は酒蔵になっています。
屋根がまだ歪んだまま。
震災時の揺れの激しさを感じます。
土壁やヒビの入った所にブルーシートを張って操業しています。
震災時の様子は動画で記録していました。
寒いこの時期はお酒の仕込みの最盛期。
休むわけにはいかない。
大木代吉酒店は、自然郷というお酒がとっても美味しい。
蔵元がとても研究家で、ヨーグルト酒や卵酒を商品化して新しいお酒の魅力を探っています。
ヨーグルト酒は試作で飲み続けているうちに7kg痩せたとか。
「え~飲みたい!!ダイエット効果が期待出来るならうれますよ~」って
ヒットするかも。。。。いやしてほしい。
芸能界でも愛飲者がいるんです。(詳しくは言えないけどね)
大量生産せず、誠実な酒つくりを続けて来た酒蔵さん。
もっと多くの人に知ってもらえて、飲んでいただけると幸いです。
新潟のお酒も美味しいけれど、福島の矢吹町にこんなに美味しいお酒があったとは。。。
日本酒に合う料理のレシピを考えてみよう。