少し間が開いてしまいましたが、

ベトナム報告です。

タイの田んぼからベトナムへ。

お米の輸出世界1だったタイが去年の洪水被害で首位の座を譲り渡した。

替わって一位になったのが、ベトナム。

ベトナムの田んぼに行ってみなければ~とやって来たのでした。

お米の生産地として有名な「メコンデルタ」

メコン川の水が運ぶ豊富なミネラルが巨大な土地の収穫を支えている。

ホーチミンシティから車で1時間。

最近出来たという高速道路を走ります。

水田地帯が広がる景色が延々つづく。

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種を蒔いている田んぼ(直播き)、

草取りをしている田んぼ、

稲刈り中の田んぼ。。。。

同じ季節に違う作業が混在する姿を見ると、不思議な感覚になります。

時間軸が歪んだような感覚。
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途中、田んぼにオブジェの様なものが点々と見える。

「ベトナムのお墓ですよ」とベトナム人のトゥーさんが教えてくれました。

田んぼの真ん中にある物が多く、

「子孫を見守る」という意識の現れを感じます。

農民は田んぼで生きて、田んぼで死んで行くのか~。と

お墓はフランス領だったこともあるのか、白い洋風のものが多かったです。

畦の真ん中にあるのが不思議な感じ。

目的の田んぼに到着。

種をまいて2週間だそうです。



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成長早いな~。

農作業的には、タイと同じですね。


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作業をしている方にお話を伺おう!

畦を歩いて、近くに行ってみると、、、


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長い棒で作業中。


密集した所から、空いているところに移植の作業。

日本は機械で苗を植えるから、こういう作業はあまり見かけない。

直播きならではの作業。

3毛作できるメコンデルタでは、雨期に田んぼが水浸しになり、

栄養を運んでくれる、、、と言っていたが、それだけではないようだ。

化学肥料も、農薬も結構使っている様子。

畦には草がほとんどないし、雑草が枯れている様子が見て取れた。

「この田んぼ、農薬使ってますよね?」

「#$%#’&(ベトナム通訳さん)。使っているそうです」

「使うなと言っても使うし、量も適当にする人もいる」と。

収穫量を多くしたいがために、沢山使えばいい!と思い込んでいる人も多いのだという。


「食の安全、安心」を求めるためには、生産者の教育が必要だと痛感。

ここでつくられていたのは、インディカ米(長粒米)だったけど、

ジャポニカ米は作っているのか?と聞いたら

「作っていない」と

インディカ米より、収穫までの時間がかかり、量が採れないから作らないという。

日本の輸出用にジャポニカ米を作るには、まだハードルが高そう。

海外でジャポニカ米の作られる可能性は?

気候は?面積は?

更なる疑問がでてきた。

次は、ベトナムでジャポニカ米をつくって20年になるという、

ある日本とベトナムの合弁企業の方にお話を聞きに行ってみよう。


PS、今日はこのあとNHK総合で「ドラクロア」に出演します。

お時間合えば、ごらんくださいね。