タイのバンコクに取材に行ったのですが、

「桃ちゃん、工業団地だけ行ったの?」って知り合いから。

いえいえ、私が行ったのは農業を取材したい!これも大きかった。

今、日本の農業はTPPの参加によってどうなるのか?

米の輸出世界一のタイの農業はどうなっているのか?

自分の目で確かめたかったのです。

しかし、農業って言っても幅広い。

「タイの田んぼを見たい。農家さんと話をしたい」とお願いしたら

急遽特別チームを組んでくださった。

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タイ語と英語でスケジュールを組み、

あーでもないコーデもないと親身になってくれる。

「コップンカ~。ありがとうございます」

一人では何も出来ない私に機会を与えてくださる皆さんにコップンカ~。

マネージャーのガモンさんと

大学で農業のバイオを学んだジャーさんに案内してもらって農村へ。

そこで、待っていてくれたのが

この方。






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う~ん、雰囲気あるよね。

いつも思うのだけど、日本全国、世界に行っても

農家(生産者)の人の醸し出す雰囲気って同じなの。

素朴で強くて、笑顔がいい。

農業って自然との対話だから、ズルが出来ない。

黙々と毎日出来る事をするって感じなのだ。


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いいでしょ~この笑顔。

欠けた歯の所にタバコを挟んで、故市川崑監督みたいだった。

「こんにちは。忙しいのにすみません。今は何をしてらっしゃいますか?」

「種まきさ」と良いながらいろいろ農作業の過程を説明してくださった。

アユタヤ近くの田んぼは1年に2~3回お米がとれる場所。

新潟県の魚沼は年に1回だから、それだけでも驚いてしまいます。

一年の作業工程としては12月頃に種まき、3月に稲刈り。

すぐにまた、田んぼを耕して種まき(直播き)6月に稲刈り。

またすぐに田んぼを耕して種まき9月に稲刈り。

9~11月は雨期で洪水になったりするから休んで~。

12月にまた種まき。だそうだ。

その種まきの種はこれ





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長粒米(インディカ米)

2日間水に浸けると発芽して、それをそのまま蒔く。

その姿の動画があるのですが、まだアップの仕方が分からない。

少々お待ちを。




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これで、種まき終了。

手作業です、しかも裸足。

肥料も農薬もあまり使わないと言う。

洪水でミネラルなどが運ばれてくるから、何もしないという。

新潟で田植えのあと何もしなかったら、雑草が生えて大変だけど

タイのお米は雑草と混在しているのが普通。

手間をかけずにそのままお天道様にまかせる。

タイは国策として「世界の台所になる」をスローガンに農業シフトにしてきているのです。

日本は農業から工業。

製造業が海外に出てしまったら、あとは3次産業のサービス(金融も含む)に行くしかない。

このサービスシフトはアメリカも既に行ったことだけれど、

製造業が海外に移ってどうなったかというと、

サブプライムローンから、リーマンショック、、、、レイオフ

失業者が増えて、格差社会になっている。

マイケルムーア監督の映画でも描かれているけど、

母国で生きられない人が増えているのだ。

TPP参加でアメリカ人の雇用を増やすとオバマ大統領が言っているけど、

その分、しわ寄せがどこかにやってくるのではないか?

日本の農業は大丈夫か?と不安になってしまう。

タイの安い(1k100円くらいで売られていた)お米が入ってきたら、

日本の米は、、、、。

日本人の好むジャポニカ米は作れるのだろうか?

量は、面積は?

タイとは気候が違うから、味が変わってしまうと言う事は?

この農家さんはインディカのような長粒種を育てているから分からないと言う。

タイでジャポニカ米が作られているのは、チェンマイとかチェンライの北部地方。

四季はないが三季はあるらしい。

日本人の好むお米どこでつくられているのだ。。。?


「タイは世界1のお米の輸出国でしたが、

洪水の影響でお米が採れず、ベトナムが1位になりました」

え?タイじゃないの?

ベトナム?

それじゃ~ベトナムの農業も取材に行ってみよう!

ってベトナムに行く事になりました。

私の旅よどこに行く~。

ベトナムに行く前に、、、

タイ料理で腹ごしらえに行くとしょう。

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