韓国の取材で訪れたのは、韓国農村経済研究院。
韓国の農業の現状と、FTAの現状と今後について2時間の会議。
韓国農業のシンクタンクですから、政策提案などもしているところ。
とても率直な意見をいただきました。
日本の「TPP」参加に対しても
「韓国は注視している」と。
その次は
「韓国農協中央会」韓国の農協です。
韓国農協中央会
大きなビルです。
西大門にあるビルです。
ここでは、農村の現状と韓国の農業の未来について。
FTAでの影響についてもお話いただきました。
韓国の食料自給率は43%と日本より高いのですが、
貿易依存度は90%以上。(日本は30%)
輸出にシフトしたと言われ、「農業を捨てたのか!」と言う人もいます。
もちろん、農協関係者はそんなことはいいませんし、
国内の農業を守るため、FTAでも「米」は除外品目とする姿勢を貫くと言っていました。
お米は食べ物と言うだけでなく、文化、風習、
地方の成り立ちまで含めた象徴てきなものでもあり、
「韓民族の心だ」と。
日本のTPP参加に「一人で10人を相手にするようなもの。韓国は違う方法で行く」
とコメントされていました。
韓国はアメリカとのFTAは締結しましたが、まだ試行されていません。
これによって韓国も大きく変わると予想されています。
日本と韓国。
状況は似ていますが、国の開き方に違いがあります。
韓国農業の未来はどうなって行くのか、
日本の農業がどうなって行くのか?
国民は注意深く観察し、見ていく必要があるようです。
さて、次は農業と工業の関係について。
あの、有名企業に取材です。