ステキなお茶会に参加させていただきました
でも、茶道のお稽古はここ何年も行ってない
ふくさは・・・お懐紙は・・・・どこにしまったのやら・・・。
こんな私だけど、お茶の世界での有名人がいらっしゃるお茶会。
こんな機会は滅多にない!
ある流派のご宗家がいらっしゃるとのこと。
お声をかけていただくのは最後かもしれないと出かけたのでした。
つくばいをデザインしたお庭。
都会の喧騒を離れ、心が落ち着きます
流派で、お花も決まっているそうですが、
今回は「茶箱」手前なので、カジュアルでいいとおっしゃる。
この花も、流派では使わない花だそうですが・・・
「まあ・・・いいと言う事にしましょう」とご宗家
お茶の世界で入り口で止まっている私は目がテンです
藤の籠に入った、お道具が順番に取り出されつつがなく並べられていく。
国宝級のお品ばかり。
取り出す所作が美しい~。
私なんか、棗を出すだけでもたもた・・・。
紐をほどく順番は・・・出したら前に出して・・・しまって、居直って・・・とかゆっくりで、ぎこちない。
一流の方の動きは、滑らかで美しい。
この世界に深入りはできないな~と諦めがつきました。
茶箱は旅の途中の一服のために、お殿様や茶人が職人に特別に作らせたもの。
専門の職人さんの逸品。
素材、形、棗、お香入れ、茶巾いれまで・・・・何から何まで特別。
お見せしたいのですが、恐れ多くて写真を撮らせてください!って御願いできなかった。
あるんですよね~こういう世界が。
「お茶だからと気取ることはない。茶箱は楽しむためのもの」とはおっしゃるけれど、
一つ一つが都心のマンション買えるくらいのお値段なんだから・・・・
お道具の拝見は手が震えます。
その道具に触れたり、時間を共有できるという幸運。
茶人にはなれないけれど、お茶の魅力を垣間見ることができた瞬間。
一期一会のお茶会でした。