里山の重要性が言われますが、山里という言葉もありますよね。
違いは・・・
山里は・・山の近くで、人が住んでいるところ。
里山・・・人が住んでいるところに近い山
どうです?
里山は、基本的に動物や植物が自然に住むところ。
今、里山が荒れているから、人間の住む領域にまでイノシシやクマが出てきてしまうといわれています。
今回、森の授業の取材をしてきました 。
山の木を見ると、いろいろなことが分かるそうです。
一見、整備されたヒノキ林に見えますが・・・
この林には問題があるんだそうです。
30年近く前に植えられたヒノキが細く伸びている。
これは、間隔が狭い証拠だという。
光が当たらないから、上に上にと光を求め、横に太くなるより、細く長くなってしまった。
地面を見ると、雑草が少なく、ごろごろした石がある。
山が水を保つことが出来ず、土がながれ、石がながれてきたのだと言う。
ヒノキや杉のような針葉樹は根が浅く、枝の範囲くらいにしか根を張らない。
針葉樹ばかりだと、雨が大量に降った時に山津波という土砂崩れが起き易くなってしまうのです
その水が川に流れ込み、里の水を濁らせる。
水が汚れると、農作物にも影響がでる。
里を良くしたいなら、森を整備しないと・・・・。
建築建材にと植えられた杉やヒノキ。
海外からの安い木材のため、売れなくなり、そのまま放置された山が多くなってきている。
太陽の光が地面にまで届くように、もっと間引きをしないといけないのだ。
間引きされ、太陽の光が入るようになると、元からあった種から芽が出て植物の多様性がはじまる。
このヒノキの林の隣は、雑木林。
秋になり、葉っぱが落ちて山の栄養になるのは勿論、
フカフカの土は保水力が強く、緑のダムとなる。
山は所有者の意識が表れるのだと知りました。
うちも確か・・・山があるとか言っていたような・・・・
こんな意識だから荒れ放題かもね。今度父親に聞いてみよう。
ここで、ヒノキと杉の違いを・・・・
向かって左がヒノキ、右が杉。
林業も高齢化、担い手不足ですが、森を守らないと、里があれてしまう。
早く何とかしなくては・・・。
愛・地球博が終わっても、キッコロとモリゾーが帰らない理由が分かった気がした。
みんなで森のこと知りませんか?