Amazonではご迷惑をおかけしています
発売になった途端に、Amazonの表示が「通常1~2か月以内に発送します」とは、まったく話になりません。個々にメールでもお知らせがいっているようですが、予約後、「発送しました」というメールが届いている方もいるようですので、どうなっているのか・・・アマゾン、結構ポンコツです。もうしばらく様子をみて、そのうち「通常の発送」になるか、あるいは、予約された方で発送が1~2ヶ月先というメールが届いた方はアマゾンをキャンセルしていただき、発売元の出版社に直接申し込まれてもいいと思います。送料無料にて送ってくれるそうです。
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本について
今回の本にも書きましたが、日本の精神医療に関して、私はかなり絶望的な思いを抱いています。今更ながらではありますが、個々の事例を見るにつけ、この「医療」にはどこにも救いがないような、もし改善というのなら、どこから手をつけていけばいいのか、見当もつかないのです。既存のものの変革では、そもそもの根本の土台が「間違っている」ので、無理だろうと感じています。
また、流行りの「イタリアの精神医療改革」についても、イタリアの事例は事例として認めつつ、それを日本に置き換えて語ることの無意味さや、さらに流行りの「オープンダイアローグ」についても、それをもって日本の精神医療の改革の先鞭と位置づけるのは、かなり夢想的というか、現実からは遊離していると感じています。もう、7年も前に出たロバート・ウィタカーの『心の病の「流行」と精神科治療薬の真実』の最終章を飾ったのが、このオープンダイアローグでした。
では、どうすればいいのか……。正直、私にはわかりません。その答えのなさをこの本でもそのままに記しました。精神医療絡みの本でありがちな「かすかな希望」みたいなものを書く気にはなれませんでした。もちろん、そこで救われている人(救われていると感じている人)がいることは知っています。でも、そこにスポットを当てることが、精神医療が改善していくことになるとは、ちょっと思えないのです。
うつ病というもののとらえ方、抗うつ薬の処方の仕方、そして一番ひっかかるのはやはり「統合失調症」という病気の考え方です。世の中の統合失調症の「大安売り」は、精神医療改革にとって善なのか悪なのか……。
『青年はなぜ死んだのか』二五五頁から引用します。
「私は陽さんも直樹さんも(どちらもこの本に登場する青年)統合失調症だったとは思っていない。そのことを証明するためにカルテを読み、丹念に解きほぐしてきたつもりだ。
一方、さまざまな精神医療に関する本を読んで気になるのは、統合失調症という言葉の大安売りである。「統合失調症は一〇〇人に一人が発症する病気である」とか、「重い統合失調症の人に社会の中で暮らしてもらう」とか、「統合失調症を持つ人」とか、あたかも統合失調症を既定の事実として語っていることが、気になって仕方がない。
世界保健機関は統合失調症を「いまだに決定的な定説は確立していない」としているのである。精神科の診断に「確実性」はないはずだ。そのことは精神医療の問題をちょっとかじったことのある人なら、誰でも知っている事実である。にもかかわらず、「精神科で統合失調症と診断を受けた人は統合失調症である」と思考停止を起こしている人がいかに多いことだろう。」
茶話会とゆうの会のお知らせ
東京茶話会
◆日時 2月16日(土)午後1時15分~午後5時
◆場所 豊島区内の公共施設(メールで申し込まれた方に直接お伝えします)。
◆参加費 300円(今回から、改装の終わった公共施設を利用します。最寄り駅は高田馬場)
◆申し込み kakosan816@gmail.com (かこまで)
当事者が集まって、いろいろ話す会です。相談、アドバイス、情報交換。
ゆるいつながりですが、発見もあるかもしれません。
はじめての方もどうぞお気軽においでください。
ゆうの会Part2
◆日時 2月11日(月・祝)午後1時~午後5時
◆場所 杉並区内の公共施設(メールで申し込まれた方に直接お伝えします)。
◆参加費 300円
◆申し込み chocolemoncakeあっとgmail.com (あっとを@にしてください)
お父さんお母さんの会です。
和室でほっこりしながら、いろいろお話してみませんか。
親御さんが元気になると、きっとお子さんにもいい影響があります。
こどもへの精神医療誘導が憂慮されます。
こども用の向精神薬も次々承認されています。
そうしたことも一緒にかんがえていければいいなと思います。