今年も厚労省がオープンデータを公開しました。
第2回NDBオープンデータ
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177221.html
これは平成27年4月~平成28年3月診療分のデータです。
気になる薬=コンサータとストラテラのデータを載せておきます。
これらの薬は昨年の第1回のオープンデータには収録されていませんでしたので、今回が初めての統計になります。
総数 0~4歳 5~9歳 10~14歳 15~19歳
コンサータ錠18mg(院内) |
1,849,017 |
- |
472,597 |
665,913 |
186,916 |
コンサータ錠18mg(院外) |
8,577,563 |
- |
1,982,065 |
2,928,362 |
892,072 |
総数 0~4歳 5~9歳 10~14歳 15~19歳
ストラテラカプセル10㎎ |
9,417,335 |
5,107 |
2,369,522 |
3,055,320 |
603,011 |
ストラテラカプセル25mg |
9,200,322 |
- |
1,207,225 |
4,019,501 |
1,111,341 |
ストラテラカプセル40mg |
11,677,577 |
- |
53,800 |
878,953 |
803,647 |
なぜかコンサータは18㎎錠のデータしかありませんでした。
ともかく、これらを合計すると以下のような数字になります。
コンサータ18㎎錠は全体として、1042万6580錠処方されている。
5~9歳では、245万4662錠
10~14歳では、359万4275錠
15~19歳では、107万8988錠
18㎎の数字だけですので、何とも評しようがありませんが、この1種類だけでもこれほどの処方量があるということはわかります。
ストラテラも(こちらは院外の数字がありませんでした)、すべての用量のカプセルで、総数は、3029万5234錠です。
40㎎錠の総数が多いのは、低年齢でその処方数が少ないことから、成人への処方がかなり多いということでしょう。
前年の数字がありませんので、増減についてはわかりませんが、来年のデータでは、おそらく昨今のADHD流行から考えるに、かなり増加するのではないでしょうか。
他にもリスパダールやエビリファイなど、気になる薬のデータを確認することが出来ます。(エクセルになっています)。
ちなみにデパス錠の合計は以下の通りです。(デパス0.5㎎錠、デパス1㎎錠 院外、院内、入院での処方の合計)
8億1498万7157錠
さらにこれをデパス0.5㎎錠に換算すると、
9億392万2215錠
さらにこれにエチゾラムなどデパスのジェネリックを加算すると(コメント欄で小太郎さんが計算してくれていますが)
15億7690万錠