この精神医療の問題を訴えるとき、何をどう言えば相手に伝わるのか、いつも考える。現在の危機的な状況を、どんな言葉で表現すれば、わかってもらえるのだろうか、と。

 正直、難しい。

 そんなことを考えていたら、ある人からメールをいただいた。この人がある人に送ったメールが私にも送られてきたのだが、それを分解して、こうして精神医療の問題点を連ねてみるのも(これまでもブログで考え続けてきた問題だが)一つの方法かもしれないと感じたので、アトランダムに並べてみる。



まず、抗うつ薬について。

うつの原因は脳内のセロトニン不足だとの仮説によって薬が作られていますが、今ではセロトニンを研究された教授が困惑しているそうです。製薬会社が薬を売る為に科学を捻じ曲げたのです。

脳内のセロトニンは2%にしか過ぎません(9割は消化管)

向精神薬の怖いのは、仮説の基に開発された薬が認可されているところです。セロトニンがどれだけ不足していて、薬でどれだけ補えたか判らないんです。
 それどころか、抗うつ薬は脳のセロトニンを枯渇させます。


抗うつ薬は、気分を無理やり持ち上げる薬ですから、躁転もします。(ある意味、抗うつ薬は躁にする薬です)。
 長期服用し続け、良くならないからと転院し、そこでうつ病から双極性障害と診断が変わる方が増えています。


抗うつ薬を飲み始めてから、人格が変わり、服を選ぶと派手な色になったり、目がぎらついていたり、気が大きくなったり、家族に暴力をふるい、家庭崩壊し仕事を離職、私生活では離婚をされた方がごまんといます。


多くの方は自殺の原因は病気を苦にされてのことだと思われているでしょう。

しかし、その背景には向精神薬がからんでいます。精神疾患による自殺ではなく、薬の副作用による自殺なのです。
 人を殺したい衝動・電車のホームに無性に飛び込みたくなる衝動(原因はアカシジアなど)、はうつと言われる人たちがのんでいる抗うつ薬、その他の薬の副作用(あるいは離脱症状)によるものです。

感情がどこかに固定化されるんです。(衝動に対してブレーキがきかなくなり、事に及んでしまう副作用があるんです)。ODも副作用による影響だと断言できます。



抗うつ薬とベンゾジアゼピンについて。

抗うつ薬の副作用には、自殺企図・攻撃性などがあります。
その副作用止めに、ベンゾジアゼピンが処方されているんです。

したがって、もしも単剤で抗うつ薬を処方されていれば、世界で起きているような抗うつ薬による凶悪事件はもっと多数起きると言われています。(医師は、相反する抗不安薬を副作用止めとして、わかっていて処方しているんです)。

ですから漸減する時は、ベンゾ抗不安薬から減薬すると、離脱症状+抗うつ薬となり大変危険です。漸減順は抗うつ薬から減らせば、抗不安薬が抗うつ薬の離脱の盾となり上手く減らせるんです。しかし残ったベンゾ抗不安薬の離脱症状に多くの方は苦しんでいます。



ベンゾジアゼピンについて。

日本の睡眠障害の権威・内山真氏
http://www.kaimin.info/part/dialogue/02.html
 この医師がベンゾは安全だとシンポジウムやNHKや新聞で嘘をついているんです。
 彼は、ドイツ留学(睡眠学で)しているのですが、ドイツの不眠症の第一選択薬は、医療用ハーブのバレリアン・ホップ・パッションフラワー、そして次に、メラトニンです。とにかくあらゆるところで嘘をついています。


デパスは、作用が強く(血中濃度の跳ね上がり)、抜けがはやく(作用が短い)、服用時に離脱症状(パニックやあらゆる症状)を引き起こします。

たとえば、内科でベンゾを処方され、パニックを引き起こし、精神科でパニック障害と診断されて、パキシルを処方された方はこの日本にごまんといます。


睡眠薬の眠りは普通の眠りでなく、気絶と同じだという権威もいます。
 ハルシオン(よくお聞きすると思います)、これは作用が短く、日中に離脱症状が起こります。
その離脱の内容は、暴力・錯乱など、抗うつ薬よりある意味怖いもので、欧米では処方に規制があります。

マイスリーは軽い薬ですが、夢遊症状(短期作用型はよくあります)があります。これは文字通り、夢の中で行動しているような状態で、たとえば、コンビニに車で買い物に行き、帰りに事故を起こして目が覚めたが、自分が何をしていたのかまったくわからない。それで財布の中のレシートを見て、ようやく買い物をしていたことがわかった、というようなことがあります。



副作用、離脱症状

抗うつ薬の副作用には、不眠・自殺企図・統合失調症様症状・うつ・躁転・錯乱があり、神経遮断薬には、統合失調症様症状・うつ・錯乱・不眠・自殺企図ほかあらゆる身体的副作用があります。(これらの症状は、脳が麻痺して作用しているだけに服用時には、身体的副作用の身体の悲鳴はわからないようです。しかし減薬・断薬によりあらゆる症状に襲われ離脱症状で苦しみます)。

精神安定剤となっていますが、実は不安定剤です。睡眠薬を長期服用し止めようとした方は離脱症状で睡眠障害・抗不安薬を減薬すれば離脱症状で不安になる。抗うつ薬を減薬断薬すれば離脱症状でうつになる。無間地獄です。



製薬会社について

アメリカの大企業ベスト10には製薬会社が多く入っています。その製薬会社の売上げだけでベスト50の全ての企業の売上とほぼ同額です。


世界各国の薬害による訴訟で製薬会社は膨大な費用を費やし、大手の製薬会社は既にこの手の薬の開発を止めています。

これは単剤であるがために、因果関係がハッキリしていて、訴訟に勝てないからです。日本は多剤併用である為に、因果関係の証明が難しく、裁判も起せないそうです。

アメリカでは、同じ製薬会社であるアストラゼネカのジプレキサ(向精神薬)の患者団体が8千人にも及ぶ集団訴訟を起こそうとしましたが、アストラが争うことなく和解費用を支払っています。
 そして、日本では、世界で売れ残った薬を消費させられています。



日本でのジプレキサ認可への経緯

これは、製薬会社が良い薬があると家族会にやらせの勉強会を開き、国会議員や厚労省と談合をし、無理やり認可した劇薬です。アメリカで問題になった件は、治験段階で糖尿病の副作用を隠ぺいしていたからです。



             2へつづく