さっそく送っていただいたSSRIの副作用について、掲載します。



パニック障害でパキシル

はじめまして。
パニック障害でパキシル日本発売と同時に投薬を受け、2008年までの長期にわたり服用してきた者です。

パキシルという新しい薬で、パニック障害に効果的である、という説明だけで投薬を開始されました。
パキシルメイラックス、ソラナックスの3薬品はそれから長きにわたり服薬する薬となりました。
パキシルは服薬開始後、激しい下痢を起こし、医師に確認すると、「副作用に便秘はあっても下痢はない」と言われました。開始は10mgでしたが、治りたい一心で下痢を我慢し、20mgまで増やしてしまい、さらに激しい下痢に見舞われることになりました。

医師は「30mgまで上げないとパニック障害の治療にはならない」と言いましたが、あまりにも激しい下痢だったのでとても増やせませんでした。少しでも飲食をすると、すぐ下痢になり、トイレから離れられなくなりました。



パキシルの副作用と確信する
そんな生活を二年ほど送っていると日常生活に支障をきたす感情・言動が起きてきました。昼夜問わず暴れだしたくなってきたのです。物を投げつけるのは当たり前で、何度もガラスを割りたい衝動にかられ、頭をガラス窓に突っ込みたい衝動を抑えるのに必死になりました。イライラが止まらなくなってしまったのです。そして高いビルに上がると飛び降りたくてたまらなくなりました。更に自分への攻撃が激しくなりました。

そこで医師はリーマスを投薬し、副作用を抑えようとしました。

しかし、ODを繰り返すようになり、自殺ばかりを考えるようになりました。さすがに副作用を何度も読み返し、これはパキシルの副作用であると確信しました。医師に断薬を申し出ました。医師は特別な指示をなにもせずパキシルの投薬をしなくなりました



今度は離脱症状

二日後、私の身に変な感覚が出現しました。電気ショック様症状です。薬剤師が使用する治療薬マニュアルにハッキリと書いてあります。それを医師に伝えましたが、医師はその様な症状はパキシルにはないとハッキリと言いました。医師は離脱症状を知らなかったのです。数ヶ月後、その医師は他の医師から情報を得たようで、私に少量ずつ減薬するよう指示を出しました。三ヶ月かかってやっとパキシルから解放されました。



パキシルが駄目ならルボックスを
その後、失職をして失意の底に落ちている私に今度はルボックスを処方しました。その頃の私は自身で考えることがもう出来なくなっており、善悪の判断が出来なくなっていました。
医師が処方する通りきちんと服薬することが、この辛い状態から抜け出せる道だと信じてしまっていました。
始めは電車やバスに乗れないだけでパニック障害と判断されていたのが、いつの間にかうつ病やら社会不安障害やら人格障害やらと色んな障害に変わり、すっかり障害者になってしまいました。
ルボックスの副作用は激しい便秘とやっぱり攻撃的になるというもので、自殺はいつも考えていました。
睡眠障害・拒食症にもなり、体重は標準体重より20Kgも少なくなっていました。睡眠障害と副作用の眠気で朝起きられず、職場に行っても仕事が出来ず寝てばかり、体力も著しくなくなり、とうとう解雇されてしまいました。婚約も破棄され、恋人も失いました。



自殺
ここまで作り上げてきた人生を全て失い、今年の5月に生きる意味をも失い自殺をしました。致死量の薬を飲み、生死の境までいきました。助からないといわれ親類が全て呼ばれました。両親はどんな形でも良いから、命だけでも助けて欲しいとICUの医師に言ったそうです。責任はとれないですが、助かっても後遺症が残る事を覚悟して下さいと言われたそうです。

二日間の昏睡状態を脱し、目覚めた私は、別人になったように暴れ暴言を吐きまくっていたそうです。記憶は全くありません。やっと正気を取り戻したとき、私の体は半身麻痺になっていました。
半年たった今、麻痺は回復し、記憶障害が少しあります。命を助けてもらって以来、あの怖い人生を狂わせた精神薬は一切服薬していません。精神科には職を失って生活できないので年金のために通っています。焦燥感が激しくてまだ社会復帰ができません。しかし二度と薬は飲みたくありません。自然治癒を目指しています。



医師は退院して初めての受診の時にリフレックスを服薬するよう言いました。SSRIがダメなら違う新薬を試そうとしたのです。精神科の医師は人を何だと思っているのでしょう。確かに薬にだけ頼ってしまうようになってしまった自分が悪いですが、思考を麻痺させる薬を与えられて善悪の判断が出来なくなった者にそれを拒否は出来ません

私は医薬品に携わる職業でした。情報は良い情報しか入ってきませんでした。精神科以外の医師もSSRIは処方しています。その副作用や離脱症状も知らずに。本当に恐ろしいことです。
副作用や離脱症状はまだ多く体験しましたが、思い出したくありません。私の周りにも精神薬を飲みながら仕事をしている人がいますが、OD・リスカはもちろん、副作用に気がつかずにいます。薬への依存も強いです。アドバイスしても聞く耳を持ちません。願わくは転落しない事を祈るだけです。

メーカーや政府の精神科へ誘致する広告など目にすると非常に腹が立ちます。
もう二度と薬は飲みたくないし、
精神科へは行きたくありません。
失った10年、人生を取り戻す事は出来ませんが、今は先の人生のために前向きに生きていこうと思います。




 精神科医は人を何だと思っているのでしょう、とこの方も書かれているとおり、本当に何だと思っているのか伺いたいくらいです。

 パキシルの副作用を訴えているにもかかわらず、「パニック障害にはパキシル30mgまで」という添付文書をそのまま実行しようとするのは、添付文書は見ているが患者を見ていないということでしょうか。

 さらに離脱症状のことを知らず突然の断薬。30mgの添付文書は読んでいたが、「突然の投与中止を避けること。」という添付文書の個所は見落としていたということでしょうか? 

 そして、パキシルがだめならルボックスがあるさと言わんばかりの処方をし、さらなる副作用を生みだして、この方はついに自殺に至ってしまいます。

 幸い、本当に幸い、命を取り留めましたが、(薬害によって)自殺企図した患者に対してさらに、新しい抗うつ薬のリフレックス(ミルタザピン)を処方するとは……!

リフレックスの添付文書にも、「自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者、自殺念慮のある患者に、自殺念慮、自殺企図があらわれることがある。」と明記されているのです。

もう言葉もありません。

こんな処方も医師の処方権として守られるべき処方なのでしょうか。

それなら、患者はいったい誰が守ってくれるというのでしょうか。

この方のSSRIの副作用を見てください。

副作用しか経験しなかったといってもいいくらいです。

薬は何のためにあるのでしょうか。そして、この「無茶苦茶な処方」は誰のためにあるのでしょうか?

せめて言えるのは、こんな薬の処方によって死ぬことなく、この方が一命を取り留めたこと、本当によかったと思います。自然治癒による一日もはやい回復を祈らずにはいられません。


引き続き、SSRIの副作用についての情報、お待ちしています。



名前はもちろん、病歴も書く必要はありません。ただ、SSRIの名前と副作用が出た時点での服用期間(あるいは服用を中止してからの期間)、そして、具体的な症状を、教えてください。(コメント欄に書ける人は、コメント欄でもかまいません。その旨明記していただければ、公開しないこともできます。)


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