いただいたメールを、ご本人の了解を得て、紹介します。
私はこれを読んで、胸つぶれ、何ともやり切れない気持ちになりました。
Mさんのメール
昨年2月に長女が○○市(関西方面)のN心療内科から処方された薬を服用し自殺しました。処方された薬で自殺?と思われるかもしれませんが自宅の居間で450錠ほどの薬の殻があり、警察の見解もその状況からみて全部服用したことによる自殺と判断されました。
致死量の処方・・・疑問に思っていた頃、NHKスペシャルでうつ病治療の放送がありました。
うつ病の薬が何か影響していたのではないかと思わせる内容でした。それがネットで調べるようになったきっかけです。その放送がなければ多分、未だに処方の疑問だけが残っていたと思います。
患者本人、家族もマスコミからの情報が無い限り副作用のことなど知らないのが現状です。病院側から副作用のことは何も聞いていません。
同じ心療内科に通院している知り合いがいます。元○○○のプログラマー32歳(現在は無職)、現職中うつ病となり、薬の過剰摂取の自殺未遂が1回有ると聞いています。薬の副作用の話をしたら、かなり驚いていました。
本人も副作用の情報がなかったのです。30代前半、当然ながらパソコンに詳しい人です。毎日ネットを見ている人でも、うつ病の薬に疑問を抱き調べようとしない限り副作用の情報は入ってこないようです。
ネットで初めて多種大量処方という言葉を知りました。
紹介されている事例の中に娘の不可解な行動、言動が非常に似てるものがありました。自分の場合もそうでしたが、家族も本人も薬の副作用など知る由もありません、心療内科で治癒するものだと信じていました。
娘は副作用のことなど知らずに湧き上がってくる不安を薬で必死に抑えようとしていました。過剰に多い薬を見て家族は飲みすぎはまずいと説得をしました、医師の処方を信じている娘には届かなかったようです。
遺書に”心が重くて辛いです。ずっと耐えて来たけど、もう限界です。”とありました。
相当苦しんでいたのが伝わってきます。
悲しいことです。
副作用のことを知るのが遅すぎました。
本人も家族も、心療内科医からはもちろん他からの情報は何もありません。
娘のカルテとレセプトに明記してある自殺する前の1ヶ月で5回、N心療内科に通院で処方された薬の内訳です。
1月19日(28日分)
デパス錠1mg 3錠
ジョイゾロフト錠50mg 1錠
ロヒプノール錠2 2mg 2錠
1月22日(25日分)
アモキサンカプセル25mg 2カプセル
ジョイゾロフト錠50mg 1錠
1月26日(21日分)
セバゾン錠2 2mg 3錠
フルメジン糖衣錠(0.25)0.25mg 6錠
ルボックス錠25 25mg 3錠
1月31日(16日分)
ルボックス錠25 25mg 3錠
デパス錠1mg 3錠
2月8日(28日分)
ジョイゾロフト錠50mg 1錠
ベゲタミン錠-B 1錠
ロヒプノール錠2 2mg 2錠
セバゾン錠2 2mg 3錠
アモキサンカプセル25mg 2カプセル
2月17日
(28日分)
トレドミン錠25 25mg 3錠
(14日分)
ルボックス錠25 25mg 3錠
デパス錠1mg 3錠
セバゾン錠2 2mg 3錠
アモキサンカプセル25mg 3カプセル
ジョイゾロフト錠50mg 2錠
ロヒプノール錠2 2mg 2錠
ベゲタミン錠-B 1錠
うつの症状なのか副作用なのかわからないほどの薬の量です。(以下、2へつづく)