昨日8月3日は早朝は雨が降っていましたがその後は快晴でとても蒸し暑い1日でした。
そんな中、私たちが手がけているいくつかのプロジェクトのうち、2つのプージャ(ヒンドゥー教のお祈りの儀式)を執り行いました。
1つ目はBhoomi Puja (ブーミ プージャ)という地鎮祭にあたるものです。
土地を建物を建てて使う時または畑として使う時に行うとても大切な儀式です。

ターメリックやサンダルウッドの粉を使い司祭さんによりこのプージャ用のランゴリが描かれていきます。
この図柄には災いを取り除く「ガネーシャ神」、豊穣と繁栄を呼ぶ女神「ラクシュミー」が描かれています。
13時という暑い時間帯から始まりました。気温は34度、体感温度は42度という暑さ。日陰もなく地面から熱気、風は熱風、ボトルの水はお湯になる、、、とにかく暑かったです。
お祈りをするメインの人は断食をします。朝から旦那さんは何も食べず、水も飲まずで頑張っていました。
 
マントラを唱え、お祈りが終わると土地の一角にお供え物をいれて閉じます。ここに神様が宿り災いから守り、繁栄を招いてくれます。
 
 
約2時間かかり終了。次のお祈り場へ移動します。
 
こちらはまた別のプロジェクトでして建物を借りて使います。
そのため、以前使われていたときのエネルギーを浄化し、私たちの建物として安全と繁栄を願うお祈りをします。
 
各プージャにより準備するものが違います。こちらのプージャはバナナの葉を使い神様をお招きしました。
 
お供え者のプラサード。インドのバジル「トゥルシー」もお供えします。 


突然ですが、みなさん、インドのお菓子「パパド」はご存知ですか?ヒヨコ豆の粉で作られた薄い焼き菓子で、日本のインドカレー屋さんではおつまみ感覚でだされているような食べ物です。外でホーマ(護摩儀式)をしましたがその時にこのパパドが並べられたのを初めてみました!並べる数が決まっていて四隅に3つ、合計12枚だそうです。プージャによりマントラ(お祈りの言葉)もお供え物も違います。



3時間かかった儀式はアラティーという火を使った浄化の儀式で終わります。
ロックダウン中なので招待客はなく家族だけで行いましたがインドの家族は大家族。家族だけで18人いました(笑)
 
次は一度、スジャータ村のゲストハウス(Senamura Yoga Ashram Guesthouse)に戻り、シャワーを浴びて主人の実家へ移動。
昨日8月3日はラクシャバンダンという兄弟と姉妹の関係を祝うヒンドゥー教のお祭でした。ラクシャバンダンはヒンディー語で「保護者の絆」という意味だそうです。姉妹は兄弟の右手首にラーキーという吉祥の紐を結び、果物やインドのお菓子を贈ります。兄弟はお礼に贈り物を姉妹にくれて姉妹を保護することを誓うお祭です。年の上下に関係なく弟も姉を守ることを誓います。
私にもインドの「弟」がいますので家族と一緒にお祝いしラーキーを結びました。
このお祭はとても大切で、お嫁に行き離れたところに住む女性もこの日は実家に帰り兄弟に会います。ホーリーやディワリのように賑やかなお祭ではありませんが家族の絆、兄弟姉妹の絆を感じ好きなお祭のひとつです。
 

今年はロックダウンでお寺も閉鎖されていてお祭の行事が中止になっています。そんな中、静かに兄弟姉妹の関係を祝うお祭が各家で行われていました。
ひさしぶりにインドらしさを体験した良い1日でした。
 
みなさんの健康と幸運をお祈りします。