インドから帰国してあっという間に1週間が過ぎました。
ブッタガヤは夏は暑く冬は寒いという(苛酷!)地域なため冬の温度差はさほどなく、家にいる時は暖房器具が揃っている日本の方が温かく過ごしやすいです。
インドの家は夏の酷暑対策で陽が入らないように造られているため冬は本当に寒いガーン

そこで暖をとるために家の中でたき火をします。

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この火を皆で囲み(7人とかそれ以上・・・)手をかざしながら話をします。
ママ、パパや小さな子供達の話す言葉はヒンディー語なので英語を話してくれる家族がいないときは苦労しますが、なんとなく言われている事が理解でき、こちらの伝えたい事も理解してくれます。

「言葉」というのは道具であってコミュニケーションをとるには必ずしも言葉は必要でないですね。

ある夜もいつものように食後に火を囲みながら話していたら火の中から燃えて炭になったものをとりだし

「これはカリフラワーの茎」
「これは昨日の残ったチャパティー」
「これは・・・」

と燃やしている燃料を教えてくれました。

びっくりだよ!チャパティーも燃料となるなんて。

素敵な再利用、エコだわ(笑)

良く陽のあたる屋根も効率的に利用!

カリフラワーの茎や根を干してました

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これは燃料で牛の糞と土と藁みたいな草を混ぜ干します。
これを土釜に入れ料理をします。

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カボチャも屋根で育成中

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屋上ガーデン
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インドの貧しい地域では、人間が限られた(手に入る)資源の中で上手に生きている姿を目にします。

藁や、土やレンガで家を造り

畑を耕し野菜や穀物を育て

川で洗濯をし洗ったものは土手に広げて乾かしている

インドの人だって洗濯機が欲しかったり、厳しい農業をやめ会社勤めをしたい人は沢山います。
私は洗濯機で家事をする女性の負担が減るならそれは良い事だと思うし
農家の人の苦労も見ているので他の事業に代わる事を望むならそれも良いと思うし、自由に代われる世の中になってくれたらと願いはします。

でも日本も昔はこうだったんだろうなと思われる自然にそった生活スタイルが残って欲しいとも思います。

成長を続けるインド、デリーなどの大都市では高層マンションやショッピングモールが増え、物価も高騰しどんどん変わってきています。

5年程前まではしょっちゅう停電が起きていたのにいまでは夏の真っ盛りでもほとんど停電はおきずクーラーを使えている状態。すごい変化の速さです。

これからどう変わっていくのかな

電車や車の車窓から男性が道端や線路をトイレとして使っている姿を目撃するたびに、ここから変わってくれ~~と声を大にして叫びたいのですけどね(苦笑)

いつかそんな光景も見なくなるのかな。

Om Shanthi