汗をかいた時のスキンケア | ももせ皮膚科のよもやま

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ものすごく暑い日が続いております。汗をいっぱいかくこの季節のスキンケアについて書いてみます。↓の記事がとても良く書かれております。

 

基本は何度も何度もしつこく言ってますが冬に限らず同じで

”こすらない”

”保湿をする”

です!


こすらない!こすらない!こすらない!こすらない!

何度も言いますが、こすらなーーーい!

 

洗うのにタオルは不要です。拭く時もこすらずタオルを押し当てるように水気をとります。

 

夏は汗をいっぱいかいてベトベトになるので、1日に何度もシャワーをあびる方がいらっしゃいます。皮膚のためには2回までが良いと思います。それ以上に浴びたいときはシャワーではなく、濡らして硬く絞ったタオルを押し当てるようにして汗を取ります。

 

汗は水溶性なのでシャワーの水で充分落ちます。つまりは、浴びすぎると乾燥してしまいます。また、ベトつくので石鹸を使って洗いたくなりますが、汗を落とすだけであれば石鹸は不要です。

冬であれば石鹸すら不要なのですが、夏場は皮脂のたまりやすい場所だけ、それも泡でそろっとなでる程度使うのは良いと思います。

 

そして、タオルで押し当てて水分を取ります。何度も言いますが、こすらない!です。

 

そしてそして、スキンケアの原則、”保湿”です。顔から足の先まで、くまなく塗りましょう。夏だからこそ、汗の刺激から保護するために保湿が必要です。

夏ならではの問題としてもう一つ、日焼け止めをつかった場合です。ウオータープルーフタイプやSPF、PAが高いものは流すだけでは落ちません。その場合はクレンジングで落とすことになりますが、クレンジングの中でもオイルタイプのもの使って極力”こすらず”浮かしてスルッと取るようにしてください。