夏の手術は化膿しやすい?〜ChatGPTに聞いてみよう!〜 | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

 

■てしまクリニック 5月の診療について

◇土曜 医師1名診療日
●7/13(土)午前

手島院長1名での診療のため、混雑が予想されます。

◇院長休診・クリニック休診
●予定なし


ご不便をおかけし大変申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ


皮膚や皮下のできもの取りなど、日帰り手術も行っている当院ですが、夏場は手術希望の患者さんから


「これだけ暑いと、キズが化膿しやすくて危ないですかね?」


と質問されることが多い傾向にあります。

これだけ暑ければ心配にもなりますよねアセアセ


当院における、あくまで個人的な印象では


①皮膚・皮下腫瘍切除の外来手術後の感染しやすさに、季節はあまり関係しない


②保護のためのカットバンや固定のテープでかぶれたり、覆われている傷の周りが痒くなるのは夏のほうが多いと思う


という具合なので、これまでは


夏場の手術だから、ことさら感染リスクが高いということはありませんよ。

でも、汗をかきやすい環境で過ごすかたは、涼しい季節のほうが、術後の生活が快適かもしれませんね。


と説明させていただいておりました。

しかし、何だかふと今日になって疑問が沸きました。


『手術したキズの感染しやすさが季節によって変化するか否かを調べた論文』は、あるのかしら真顔


浮かんだ「?」は調べるのが吉。

ネットで調べるのもいいけれど、今はもっと便利なモノがあります。


それが、chatGPTキラキラ


と、質問を投げてみたところ、即座に数件の英語論文を教えてくれました。


で、結論から言うと、どの論文でも

「夏のほうが感染率は高い」

という結果になっていました。


ひゃー。これからは説明内容に気をつけなくちゃ!ポーン


と、己の不勉強を恥じているところです。


が、しかし


皮膚の小外科手術って、そもそも感染リスクは比較的低い部類です。

そして、感染したら目で見てすぐにわかる部位でもあります。


デキモノの中には、放っておくと問題(感染とか、悪性の可能性ありとか)が生じてくるであろうブツもあり


そういう場合は季節よりも先に気にすべきことがあるのです。


私はもともとやたらめったら手術を勧めるタイプの医者ではありません。

(手術は好きかと聞かれたら『好きです♡』と高校球児ばりのど直球ストレートで答えますがデレデレ


患者さんにとっての必要不必要は色々と頭の中で天秤かけた上で、

「できれば早めがいいですよ」

「待っても大丈夫ですよ」

「まだやらないほうがいいですよ」

等々、お勧めしたり、選択肢を提示したりするようにしています。


これからもそのスタンスに変わりはなく、かつ「夏の感染リスク上昇」ももちろん頭に入れておりますので


相談自体は季節によらずお越し頂いて大丈夫ですよニコニコ