◇土曜 医師1名診療日
●6/22(土)午前
手島院長1名での診療のため、混雑が予想されます。
◇院長休診、クリニック休診
6月中の休診予定はありません。
ご不便をおかけし大変申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
こんにちは。
もものマークのクリニック 院長てしまです
皮膚科には、虫刺されで受診する患者さんも多くいらっしゃいます。
一番多いのは「蚊」に刺されたと思しきかたがたですが
これは四肢などの露出部の症状が主です。
体や、二の腕の脇近く、太ももの付け根などが数か所ポツンポツンとかゆく赤くなって腫れている場合には
「ダニ」による虫刺されを疑います。
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa16/q08.html
↑参考までに、こちらは日本皮膚科学会のQ&Aサイトから。
「ダニに刺されたらどうなりますか?」の回答。
ダニかな?と思った場合、必ず伺うのが
おうちは一軒家ですか?
という質問。
人を刺すダニは何種類かいますが、そのうち「イエダニ」はネズミによって媒介されることが多く
古い一戸建てにネズミが侵入することで、イエダニをばらまいてしまうと言われています。
この場合、お布団や衣類の掃除をしてダニを取り除いても、ネズミが来ればまた新しいイエダニが供給されてしまいますから
まずはネズミの駆除をする必要があります。
先日も、一軒家に住むご夫婦で、同じような症状があり
「たまに屋根裏から足音がします...」
とおっしゃる患者さんがいたので、↑のような説明をいたしました。
診察を終えてからふと
とはいえ、私が患者さんで、医者から「ネズミを駆除せよ」と言われても
どうしたらいいか迷うだろうなあ。
と思いました。
軽くネットで検索してみると、確かに色々な業者のサイトにはヒットしますが
どこがアヤシイ業者でどこがアヤシクナイ業者なのかなんて、判別がつきません。
うーん、と迷ってから
そうだ、生活に関することで困った時には、役所に聞いてみよう!
と思いついて、文京区役所のサイトを見てみることに。
すると、やはりありました。
こちらは、ネズミの侵入しにくいおうちづくりの相談を出来る『ネズミ防除訪問診断』の申し込み案内。
さらに、このページに記載のある担当部署の電話番号に電話をかけて見ました。
文京区内で開業している形成外科・皮膚科クリニックの医師ですが、患者さんにネズミ駆除を勧める場合が時々あります。
その場合、区役所のそちらの窓口をご案内してよろしいでしょうか?
とお尋ねすると、丁寧に応対してくださいました。
結論から言うと、ネズミ被害が疑わしく、困っているようなら、まずは保健所の担当部署に相談していいのだそうです。
状況を確認して、後は個々の状況に合わせたアドバイスを行ってくれる、というお話でした。
改めて
区役所って、区民のくらしの本当に幅広い領域に対応しているんだなあ
と実感するとともに、インターネットの情報だけでなく、こういう身近なセイフティネットに相談する思考回路も、忘れずに持っておくのが大事だなと感じたのでした。
うちの箱入り息子はぜったいにネズミ獲れないと思う。