巻き爪矯正後10年☆維持の秘訣は生活にあり! | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

 

■てしまクリニック 4月の診療について

◇土曜 医師一名診療日

●4/27(土)午前
手島院長一名での診療のため、混雑が予想されます。

 

ご不便をおかけし大変申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

■てしまクリニック GW期間の診療について

当院は、水曜、日曜、祝日が休診日です。GW期間は下記の通りに診療しています。


4/28(日) 休診
4/29(月) 休診

4/30(火) 通常診療 午前・午後
5/1(水)休診
5/2(木)通常診療 午前・午後

5/3(金)〜6(月) 休診

 

こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ

 

本日受診された60代の女性。問診票には

「爪の横が痛くなった」

と記入されていました。

 

診察券番号を見ると、5000番台。

現在、新患のかたは3万番台になるので、かなりの古株さんです。

 

カルテには、2014年7月から3か月間、当院でマチワイヤ(超弾性ワイヤ)で巻き爪の矯正を行った旨の記載がありました。

 

治療からそろそろ10年...さすがにまた爪が巻いてきたのかな?真顔

 

と想像しながら拝見したところ

下矢印このとおり、綺麗な爪でした。



 

指先のほうから見ても、このとおり下矢印それほど強く巻いていません。



よくよくお話を伺うと、かかりつけの内科の先生から

健康のためにもっと歩くように」

と言われ、至極マジメに毎日1万歩以上歩いたのだそうです。

 

急に歩いたので、隣の指と爪の間に挟まれたこの辺りのお肉が、軽い炎症を起こしたものと思われます。



圧迫を避けて、消炎作用のあるお薬を使用することできっと収まりますよ、と説明をすると

「よかったです!また爪の治療をしないといけないかと心配していました。」

とホッとされていました。

 

ちょうど外来も空いていたので、患者さんと一緒に、巻き爪矯正をしていた当時の写真と見比べてみました。


まずは、矯正当時の写真がこちら

 

↑上段 2014年7月(矯正開始時)

↓下段 2014年10月(矯正終了時)


3か月間で、爪の巻きが平坦になり、正面から見た爪の色も透明感が出て綺麗になっていることがわかります。


そして、今回の写真とくらべてみると

 

←2014年10月(矯正終了時)

→現在


10年近く経過した今も、爪の平坦さは維持できていますキラキラ


爪の色合いも

 

←2014年7月(矯正開始時)

→現在


 

矯正前の、分厚く白く濁ってザラザラした爪と比べ

今の爪は程よい厚みで、血行の良いピンク色。

明らかに健康そう!

 

巻き爪変形は、矯正をやめると再発することも少なくないので、私のほうが感心して

「素晴らしいですね!こんなにいい状態を保つ秘訣に、心当たりはありますか?」

と、前のめりにインタビューしてしまいました。

 

患者さんも、あんまり私が褒めるものだから多少面喰いつつ笑い泣き

それでも、きちんと次のようにお答えくださいました。

 

「先生から言われた通り、パンプスやハイヒールなどのつま先がきついものは、全然履かなくなりました。」

「水泳を始めたのですが、平泳ぎで足の指をしっかり開くようになったので、それも良かったのかもしれません」

 

なるほど!!ひらめき

 

巻き爪矯正に通っている患者さんとは多くの場合、数か月以上のお付き合いになるので、処置の都度

 

「巻き爪になりにくいのは、こんな靴ですよ~ルンルン

「逆に、こんな靴は、避けたほうがいいですよ~注意

「足の指をほぐすのも、大事ですよ~キラキラ

「こんな足指マッサージも、おススメですよ~ラブラブ

 

と、繰り返しお話する機会があり、それが生活習慣の見直しにつながる面もあるのかもしれません。

 

とは言え、こちらが話したことを実践するもしないも患者さん次第。


今回の患者さんは、アドバイスをシンプルに受け止めて、ご自身で出来ることを続けてくださいました。

その結果、治療を終えて10年後の今も、綺麗な爪を維持できたのでしょう。

 

治療者としては、嬉しい限りですニコニコ

 

もちろん、爪の巻きやすさは人それぞれ。

この患者さんのように、気を付けていれば必ず再発を防げるわけでも、残念ながらありません。

 

それでも「ちょっと、生活を見直してみようかな」と努力してみることは、患者さん本人にしか出来ません。

これからも、私はそんな尊い志の応援を、続けていきたいなと思います。