当院は、水曜、日曜、祝日が休診日です。
GW期間は暦通りに診療しています。
4/29(土) 休診
4/30(日) 休診
5/1(月) 午前・午後 通常診療
5/2(火) 午前・午後 通常診療
5/3(水)〜5(金) 休診
5/6(土) 午前 通常診療
5/7(日) 休診
こんにちは。
もものマークのクリニック 院長てしまです
尾籠な話こそ明朗に。快活がモットーの本連載
ではありますが
今回はテーマがテーマだけに、食事のお供にはふさわしくない単語が頻出いたします。
申し訳ございませんが皆さまそれぞれよきタイミングでお読みくださいますと幸いです。
前回記事はこちら。
手術前後の食事制限期間が明け、術後2日目(手術日の翌々日)から普通に3食摂取するようになり、健康な成人男性であるところの夫は、通常の便通が再開しました。
術後の患部というものは、おおむね、腫れた状態です。
特に、痔核(いぼ痔)の手術部位は『動脈を縛って焼いた状態』。腫れも強いことが予想されます。
腫れたところを圧迫されるのって、すごく痛いですよね。
また、わが夫の場合、痔核以外に痔瘻の手術も受けていて、こちらは言うたら『生キズがぱっくり開いた状態』。
分かり易く説明すると『メッチャ深めの擦り傷』的な感じ。
擦り傷の上を、異物でざりざりざりとこすられたら、そりゃ痛いのは当たり前です。
どちらもできることなら安静にして、触らず大事を取っておきたいはずです。
しかし、場所が肛門ともなると、そうはいきません。
出すべきものが出なければ、様々な不具合が生じます。
また、痛みで排便を控えてしまうと、便は水分が抜けて余計に硬く、出にくくなってしまいます。
したがって
痛くとも 出すもの出そう ホトトギス
の心意気で耐えねばならないわけです。
映画『リング』の主題歌のごとく
♪Oooh きっと来る きっと来る
的に迫りくるトイレタイム。
その時を毎回、病室の夫は
ユニットバスに温かいお湯を浅く張って迎えたそうです。
彼の《術後トイレタイムのルーティン》は次の通り。
用を足す(激痛)
↓
トレペで拭きとる(軽痛)
↓
ぬるま湯を張った湯船にしゃがむ
↓
手で、さぱさぱさぱ~、と”さざ波”を立ててお尻を洗う
↓
トレペで軽く押さえぶきする
↓
処方された薬を塗る
↓
パンツ履く
↓
倒れるようにベッドに戻る
↓
30分~1時間 横向きで寝て
肛門様のお怒りが鎮まるのを待つ
なんでも、術後のお尻を洗うには、ウォシュレットは最弱水流でも強すぎで
また、病院からは、お尻の血流を改善させるための入浴も推奨されていて
トイレタイムの座浴が最適解
だったのだそうで。
「早めに予約したおかげで、ユニットバス付の個室(←部屋数希少らしい)に入れて、好きな時に好きなだけ風呂に入れる環境でホント良かった…」
と申しておりました。
まさに湯治。
ちなみに
この『トイレタイム後の廃人状態』は夫の場合、退院後もしばらく続き
あ、楽になった
と感じたのは手術後3週くらい経過した時だったと申しておりました。
結構長いな……
さて
痔の手術後に夫が経験したのは、尻の痛みだけではありませんでした。
50を前にして開眼した新しき世界とは……?
⑦に続きます。