八重桜に亡き師を想う | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

 

■てしまクリニック 4月の診療について

●4/13(木) 午前 院長休診

午前中、手島院長は休診し、非常勤医師(形成外科医)1名での診療となります。

午後は通常通り、手島院長1名での診療です。

 

こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ

 

ソメイヨシノはすでに葉桜へと姿を変えていますが、今度は八重桜が美しい時季に入ったようです。


当院近隣の八重桜も見頃を迎えています。



卒業した女子校の校章が八重桜だったので、この花を見て思い出すのは懐かしい母校のこと。


校内に複数の立派な八重桜が咲き誇る、美しい学び舎でした。


少し前に、私の学年の担任をしてくれた英語の先生が、ご逝去されたとの知らせを受けました。


音楽を愛し、ご自身も歌を嗜まれる先生でした。


まだ英語学習は中学からスタートするのが一般的だった当時、生徒たちを「生きた英語」に触れさせようと、さまざまな工夫を凝らしてくださいました。


そして、言葉や振る舞いのはしばしから、生徒である私たちを、とても慈しんでくださっていることが伝わってくる先生でした。


先生が注いでくださる愛情を受けとめて


「私たちの学年は、先生にとても可愛がられている」


と、自信を持ち、のびのびと、時には先生を困らせるようなこともしながら、成長することができました。


先生は、私たちの学年だけを贔屓にしていたわけではないはずです。

でも、担任として、またかつて担任した学年として接するときには


「君たちは特別な教え子である」


と感じさせてくれる、そんな雰囲気がありました。


こどもは、親だけに育てられるわけではありません。

色々なひとから、色々な形で、有形無形のものを注がれて育っていきます。


それが、優しく愛に満ちたものであるほど、こどもは安心して育つことができるのだと思います。


先生は間違いなく、私たちに温かい気持ちをたくさん贈ってくれた大人のひとりでした。


あらためて


先生、ありがとうございました、


どうぞ安らかにお眠りください。