にしん昆布 | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

 

■てしまクリニック 1月の診療について

●年末年始休診のお知らせ

12/27(午後~1/4(水)

 

年始は1/5(木)より通常診療いたします。

ご不便をおかけし申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

●1月の手島院長休診日はありません

 

 

こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ

 

前回・前々回と、応急処置ネタで記事upしましたが、皆さんケガしていませんか?

 

私も今日は朝から台所仕事をしつつ

「指切らないように、切らないように...滝汗

と気を付けておりました。

 

今年は29、30日と家族旅行を予定していたこともあり、年末は掃除も料理もがんばらない方針。

ただし、お雑煮と、これだけは作りたいなあと思っていたものがありました。

 

それは『にしん昆布』

いつからか、実家の母が圧力鍋で頻繁に作るようになった煮物で、食卓に良く登場するお惣菜のひとつでした。

 

母は料理が上手な専業主婦で、お正月の昆布巻きも自分で作る人。

実家暮らしのときは、丁寧に下処理された身欠きにしんを昆布でくるくると巻いてから

胴着の帯を締めるようにかんぴょうできゅっと結ぶのを、私も良く手伝っていました。

甘く煮た昆布巻きをお正月に食べるのも好きだったなあ。

 

私や弟が実家を出て、父と母の二人暮らしになってからは、作るおせちの品数も減らし

「これは手作りじゃないと、と思うものだけ作ることにしたの。」

と言って無理せず正月準備に取り組んでいた母でした。

昆布巻きは、その際リストラ側に入ってしまったようでお目にかかることが無くなりました。

 

しかしあるとき

「昆布巻きは手間もかかるし、年寄りには甘すぎて。

でも、これは手軽にできて美味しいし、お父さんも好きだから良く作るのよ。」

と言って作り始めたのが『にしん昆布』

 

昆布巻きの代役として実家のおせちメンバーに抜擢されたこちらの料理ですが

 

昆布巻きとは違い、甘さのほとんどない味付け。

身欠きにしんの下処理も、熱湯で軽く洗う程度なので、独特の風味がバッチリ残ります。

上品さからは遠い、ワイルドでパンチの効いた一品笑い泣き

(たぶん、ホッケの干物がお好きな方にはツボるメニューかと)

 

それでも、私にとっては懐かしい母の味として記憶に残っています。

 

いつも利用している生協の年末年始版に

『身欠きにしん』を見つけたとき

 

あ、あれを作ってみよう

 

と思い立ちました。とは言え、私にとっては初挑戦。

 

3年前に母が、今年の春に父が亡くなり主のいなくなった実家で、母がレシピを綴じたファイルをめくると

簡単な作り方と、味付けだけが記録されたページがありました。

 

上手くいくかなあと心配になりつつも、火にかけた鍋から香ってくるのは

確かにかつて嗅いだことのある、あのにしんの濃い香り泣き笑い

 

そして出来上がったにしん昆布。



 

味を見てみると、確かに母の味でした。

 

しかし改めて味わってみると、なんということでしょう。

 

両親とも全くお酒は飲まない人たちだったにも関わらず

酒のアテにぴったりの味付けではないですか。

 

お正月に飲む日本酒が、楽しみすぎる( *´艸`) 

 

と、すっかりこんな風に仕上がってしまったアラフィフの娘に、あちらの世界の両親は呆れ顔かもしれませんが笑い泣き

 

亡き人たちの笑顔を思い出しつつ

皆様が良き年を迎えられることを祈りつつ

 

大晦日の夜を迎えたいと思います。




来年て、猫年ですよね?

いいえ違います。