7年後のやけど跡によせて思うあれこれ | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

 

こんにちは。

 

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ

 

 

Facebookを毎日のように利用しております。

 

すると、スマホのFacebookアプリを開いたとき

 

「〇年前のこの日にはこんなことが!!」

 

というお知らせが、結構な頻度で上がってきます。

 

 

昨日はこのような画面がにゅっと現れました。





 

そうだったそうだった。

やけど、したんだわ私笑い泣き


 

やけどしたときと、治療の顛末についてはこちらの記事下矢印をご参照ください。

 

お母さんのための湿潤治療講座~やけど編③ てしまのやけど体験~

https://ameblo.jp/momo-clinic/entry-11469684290.html

 


プロが治療しても、トラブるときはある

という、いい例です(いいのか?)。

 



さて、7年前には上の写真のように生々しい感じだったてしまのやけど跡ですが

 

2019年現在こうなりました下矢印

 



自分評価としては

「消えてはいないけど目立ってはいない。」

 

試しに当院スタッフによる他者評価も確認してみたところ

 

看護師Nさん

「言われてみればわかるけどほとんどわからない。」

 

受付スタッフKさん

「言われてもわからない。っていうか全然別の場所かと思った。」



 

そう。



やけどしたことを知っていて

「やけど跡のある腕」と思って見るのと

 

やけどしたことを知らずに

「ただの腕」と思って見るのとでは

 

全然見え方が違うのです。

 

 

もちろん、やけどやキズの中には、跡がそれなりに目立って治ってしまうものもありますが

おおむね言えるのは

 

本人以上に気にする人はほとんどいない

 

ということです。

 

そして、本人が気にしていない、困っていない跡ならば

 

他人が気にしてあげるのは余計なお世話です。



 

たとえ、それが親であっても。

 



我が子のきずあとを心配するのは、親であれば仕方のないこと。

 


それでも

 

その跡、気にならない?ねえ気にならない??なるよね?


と繰り返し問いかけるのは


本当に本人のためですか?


気にしているのは、誰ですか?


そのきずあとが、よその子のものであったら、あなたはそれが気になりますか?





きずあとを見る虫眼鏡のような視線をいったん忘れて


少し、離れたところからお子さんを眺めてみてください。



あなたのお子さんが発する魅力は

そのきずあとで損なわれていますか?



きっと、そんなことはないでしょう。



心配するのは、親の仕事。


でも


心配をがまんするのも、親の仕事なのではないか


そんな風に思う町医者形成外科医のわたしです。