ドーン!バーン!!なシミの治療が得意です | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

 
こんにちは。
 
もものマークのクリニック 院長てしまです
 
 
 
久しぶりの、シミ取りレーザー関連記事です。
 
51歳の女性
 
「顔に大きなシミがたくさんできてしまったので
さすがにそろそろ何とかしたいと思って」
 
とのご希望で受診されました。
 
確かに、お顔にはなかなか主張の強いシミがたくさん。
 
くっきりはっきりドーン!
なシミには
 
当院にもあるQスイッチルビーレーザーが大変効果的です。
 
ただし、
 
肌質によっては、かなりしっかりと治療後の色素沈着が出ることも多いのが
このレーザーの特徴のひとつ。
 
「はじめてのレーザー治療ですから、ご自身の肌タイプを知るためにも
まずは1カ所治療してみましょう。」
 
ということで合意を得て
 
一番色の濃かった左頬の丸いシミにレーザーを当てました。
 
ちなみに治療したのは昨年7月。
 
今年ほどではなかったものの紫外線も気温もストロングな時期です。
 
この悪条件下に治療を開始したのは
 
もとのシミがかなり目立っていたので
たとえ色素沈着を生じたところで
治療前ほど濃くは出るまい
 
と予測したのと
 
治療対象になりそうなシミがたっくさんあったこと自体がその理由。
 
一気にたくさん治療するのは
レーザー治療に向いた涼しい季節がおススメ。
 
そのためには、秋冬シーズンが来る前に
 
ももレーザー後の色素沈着がどれくらい出るか
もも色素沈着が出たとして、それがどれくらいで消えてくれるのか
 
といった、この方の肌タイプを知っておきたい。
 
そして何より
 
治療にともなうシール貼りや
施術後の通院や
スキンケアの継続などなど
 
ももわたしの説明をしっかり理解して実行してくださるか
 
やむなく色素沈着が生じたときにも
もも必要以上のストレスを感じずにいられるのか
 
つまりは、ご本人のキャラクターを把握しておきたい
 
という意向があったからです。
 
 
 
下矢印治療前の左斜位
【治療内容】
左頬のいちばん濃くて丸いシミに、Qスイッチルビーレーザー 13ショット照射
 
 
あまり色白ではなく、大小のシミが多発しています。
 
正直なところ、レーザー後の色素沈着は割としっかり出そうなタイプ。
 
が、
 
事前に内服していただいた薬の影響か
ご本人がスキンケアを素直に頑張ってくださったおかげか
はたまた幸運の神が降臨したのか
(たぶん全部正解合格
 
レーザー後の色素沈着は、ごくごく軽度で済みましたニコニコ
 
 
喜んだ患者さん
 
「今度は右頬の目立つシミを一通り治療したいです!」
 
とのご希望。
 
治療する側としては嬉しいものの
 
初回がうまくいったからと言って
2回目以降色素沈着が生じない保証はないということ
 
今度は前回よりもかなりたくさんレーザーを打つことになるため
 
紫外線の影響も小さく
保護シールのべたつきも少ないであろう
秋冬シーズンまで待ってから治療するのがおススメであること
 
などなど説明し、ご理解いただきました。
 
2回目の治療は年明けて1月中旬。
 
下矢印2回目レーザー治療前
【治療内容】
オレンジ色の枠で囲った範囲の濃いシミに
Qスイッチルビーレーザー 計46ショット照射
 
そして2回目治療後の診察時
 
「この際、あまり間をあけずに、左頬のシミも治療してしまいたいです。」
 
というご希望があり
 
その2週間後、左頬へ、3回目のレーザー治療を実施。
 
下矢印3回目レーザー治療前
【治療内容】
オレンジ色の枠で囲った範囲の濃いシミに
Qスイッチルビーレーザー 40ショット照射
 
実は、3回目の治療後
 
それなりにしっかりとレーザー後の色素沈着が出現あせる
下矢印
治療者として、割とドキドキする程度には色素沈着が.....滝汗
 
できることがあるなら積極的にしたいところですが
この段階にレーザーのような『攻めの治療』は適切ではありません。
 
患者さんは
 
ももこすらないスキンケアの継続
もも日焼け厳禁
ももトラネキサム酸などの内服継続
 
といった『守りの治療』を根気強く続けてくださった結果.....
 
 
こんなに綺麗になりました!爆  笑
 
治療前後で比べてみると
 
下矢印 左斜位
 
下矢印右斜位
 

 
 
ああ素敵.....ラブ
 
 
 
患者さんは初診から1年かけ
決して優しいタイプではない医者の私を信用して
ここまで来てくれました。
 
治療している私も感無量ですおねがい
 
 
治療にかかった費用は、レーザーの施術料だけでも
約14万円
 
その他、診察料や、内服薬の費用、処置に使う材料費
もろもろの諸経費がここに加わります。
 
大事なお金を費やして受けていただく治療です。
 
できるだけリスクの少ない形で受けていただくため、必要な準備にはご協力をお願いします。
 
協力が無理なら治療はおすすめしません。
 
 
 
また、診察で「この治療は合っていない」と判断すれば
 
希望してくださっても治療できません。
 
 
 
うちのクリニックには今のところ
 
「なんとなく効果あるかも〜音譜」的な
 
万人向けにソフトな治療のできるレーザーを置いていません。
 
 
「効いてんだか効いてないんだかよくわからない」
「効いても持続期間が1ヶ月程度」
「でもクリニックだからそれなりに高い治療」
 
っていうのが
 
院長の性格に合わないからです。
 
 
 
 
だから、うちで治療を希望してくださっても
 
 
うちで治療できない場合は『できない』と、正直に言わせていただきます。
 
 
それが、私なりに誠実な医師としての在り方だと信じて
 
これからも続けていくつもりです。