てしまのシミ取り、2か月過ぎて | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

■てしまクリニック 診療時間変更のおしらせ
2018年4月1日より 金曜日午後は手術・自費の施術のみの完全予約制になります。
保険・自費の一般診察は行っておりませんのでご注意ください。
※やけど、けがなど緊急を要する場合は、まずクリニック受付にお電話ください。

 

 

こんにちは。

 

もものマークのクリニック 院長てしまですもも

 

 

 

今年の新年早々、こんな具合にQスイッチルビーレーザーで

両頬のシミを滅多打ちして貰った私。

 

まあ、施術後それなりに色々ありまして(ほぼ自分のせい)

 

途中、色素沈着が少し出たりしつつ経過し

 

2か月と3週間ほどになる現在

割とイイ感じに落ち着いてきています。

 

下矢印上が施術前(オレンジ色のマーキング内を滅多打ち)、下が施術後。

 

 

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当然ですが修正は施しておりません。

 

ついでに言うと肌の状態は

上が日焼け止め+眉毛のみ

下が顔洗ってすぐの完全すっぴん

 

撮影場所は

上が診察室

下が自宅リビング

 

撮影手段は上も下もiPhoneのカメラ、フラッシュなし

 

 

右頬(向かって左側)の外側に2カ所ほど色素沈着が残っている箇所がありますが

自分自身としては十分満足のいく結果になっております。

 

 

さて、このような写真をアップいたしますと

 

さあ!みんなもQスイッチルビーレーザーで

シミ滅多打ちにしちゃいなYO!!

 

と、駆り立てられたような感じがするのか

素直な患者さんが

 

「わたしもブログの先生みたいに、しみぜんぶ取ってほしいんです!!」

 

と来院してくださいます。

 

でも

 

通常、まずいきなりこんな当てません

 

というより

恐くて当てられません。

 

理由は、

レーザーを当てた後の色素沈着の出方って本当に個人差が大きいから

です。

 

 

しみ治療をご希望の方は

まず、ノーメイクでお肌の状態をチェックします。

 

ももベースは色白か、オークル系の強い肌か

もも肝斑はあるか

もも毛細血管の拡張はあるか

もも肌理(きめ)はどうか

もも炎症はないか

もも治療したいシミは、皮膚の浅いところにあるのか深いところにあるのか

ももシミの表面は盛り上がっているか、平たいか

 

思いつくチェックポイントを挙げただけでもこれくらい。

他にも、その患者さんとお話しする中で聞くべきことを思いつけば、その都度お尋ねしています。

 

レーザー後の色素沈着のリスクがも高い方には

可能であれば事前の内服を勧めるし

内服をご希望でない方や、常用薬との兼ね合いで内服できない方には

スキンケア指導をより徹底することになります。

 

しかし!

 

施術前に打てる手はすべて打ったつもりでも

ガッツリ色素沈着を生じてしまう患者さんも、確かにいらっしゃいます。

 

そして、色素沈着を生じた患者さんが多かれ少なかれ

 

「これ、ホントにちゃんと消えるんでしょうか.....」

 

と不安そうな表情を見せることを嫌というほど知っています。

 

そんな私が初回治療の患者さんに

やたらめったらレーザーを当てられるとでもお思いか

 

 

無理です無理。

 

 

しみ相談では、初回のノーメイクでの診察が非常に大事です。


また、それと同じかそれ以上に

治療を通して得られる患者さんの肌情報が大事なのです。

 

まさに

経験は宝。

 

私が自分の顔でこんな風にガンガンいけるのも

自分自身の肌の個性を熟知しているからです。

 

 

なので

 

患者さんのお肌のことも

やっぱりある程度時間をかけて

知っていくのが大事じゃないか

 

と、考えているのです。