睡眠中の低温やけど、こんな定番グッズも危ないよ~ | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪


こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまです


急に過激な寒さに襲われている東京。

暖冬でナマった身体には、冷えがことさら堪えます


夜の布団の冷えっぷりもツライですね~あせるあせる

布団を温めるグッズと言えば湯たんぽ。

湯たんぽは、睡眠中の低温やけどの原因ナンバーワンでもあります。

その使い方については、これまで何度か注意を喚起してきました。

湯たんぽ愛用者でまだ読んでいない人は
ぜひご一読をビックリマーク矢印湯たんぽにご注意



が、今回はちょっと違うんだなこれが。


紹介する患者さんは5歳の女の子。

朝起きたら

「ひざがいたい」

と言いだし、見てみると小さな傷のようなモノができていた、という訴えで受診しました。

矢印膝の写真

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幅4㎜ 長さ15㎜ほどの細長い傷。

朝起きてみたら痛かった

と言えば

湯たんぽによる低温やけどの定番エピソード。

しかし、湯たんぽにしては傷のカタチが細長い。

だいいち、湯たんぽは使っていなかったとのこと。

さて、原因は?
矢印
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答え 電気敷き毛布(たぶん)


布団が冷たくて寝つきが悪いので

数日前から一晩中敷き毛布をつけっぱなしで寝ていたそうです。

でも、敷き毛布 というくらいだからもっと広い範囲に当たっていたハズ。

なのに、なんでここだけこんな形の低温やけどに????


ここからは、私の推測ですが

多くのこどもは寝相が悪い

寝ている間に敷き物はたいていシワだらけになります。

面で当たっている分にはそれほど熱がたまらなくても

シワの寄った毛布を膝の関節で挟み込んだり

折れ曲がった毛布にうつぶせて、膝が密着したりしたら......

きっと、ピンポイントでかなりの熱がたまるのではと




うーーーーん、電気毛布、侮れん


親御さんにもそのようなお話をしたところ

あーーーーーー......
確かに、ぐっちゃぐちゃの電気毛布に突っ伏して寝ていました


とのこと。

どうやら推理は当たっていたようです。


やはりこのようなお布団温めグッズは

寝入る前に熱源off

が安全なのでしょうね。可能ならタイマーをセットするとか。


電気毛布ご愛用の方

寒さ厳しき折、ご注意くださいませぺこり