顔にかなりのすり傷を負った事があります
まあ、今を遡る事30年以上昔の話なので
当然治療は
ヨーチン&ガーゼ
だった訳ですが(痛かった…)
幸い跡形なく治っております。
なので今でも、小さい女の子の顔のすり傷と
その親御さんの心配そうな顔を見ると
当時のことを思い出すのですよ。
私の親も心配したんだろうなーと。
今回の患者さんもそんなひとり。
7歳の女の子。
公園の滑り台で
どうしたことか顔から地面へ滑り込み
かわいいお顔についたいかにも痛そうなすり傷
うちのクリニックは、怪我をした次の日に受診しました。
《初診時》
ほほ骨のあたりは、すこし深めのすり傷なのでしょう。
乾燥してやや厚いガビガビのかさぶたがびっちりくっついています。
このガビガビを
とっとと取り去ってしまいたいときに
活躍するのがハイドロコロイド
左の頬にハイドロコロイドを貼り付け
1日1回の交換を繰り返しました。
4日目の状態がこちら
《4日目》
つるるーーーーん
はやっ
Σ(・ω・ノ)ノ!
さすがのヒトケタage!!
親ごさんのコメントも
なんかグイグイ治っていくんで、びっくりしました。
グイグイ
いい表現(笑)
これぞ、湿潤治療の本領発揮!
って感じの経過です
まあね、
この年齢なら
正直従来の乾燥させる方法でも
ちゃーんと治るのかもしれないけれど
(私も治ったし(笑))
本人が治療で痛い思いをせずに済んで
親ごさんが不安な気持ちでいる期間が短くなるだけでも
湿潤治療で治す価値は大きいと思うなあ
患者さんと親ごさんに笑顔が戻って
よかったよかった