てしまのすり傷~傷跡のマイナートラブル① | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
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だいぶ前に予告したきり放置だった、てしまの膝のすり傷跡のトラブル記事。
矢印てしまのすり傷~治るまで

クリニックを受診してくれた患者さんの膝すり傷跡を見てようやく思い出しましたよ汗
患者さんありがとう土下座


私が齢40近くになって負った、膝の深いすり傷
......というよりは『挫滅創』(←要はつぶれた傷ってことだ)

治るのにも1か月半ほどかかりましたが、

治ってからもあれこれめんどくさかったですわー。


トラブルその① 膝をつくと痛い

傷跡がね、固くて盛り上がっているのですよ。
正常な皮膚の表面よりも、かなり。

こっちは、まだまだ小さい子供を持つ親の身なので
しゃがんで膝ついて面倒を見る機会も多く

そのたびに

「いてっ!」
「あだっ!」

と。


鬱陶しいことこの上ない

期間としては、半年くらいあったかな?

傷跡が、徐々に柔らかくなるにつれ
痛みは軽くなっていき

気が付いたら
「そういえば最近あんまり気にならないな」
という感じでトラブル卒業しました。



トラブルその② 傷跡の表面に血豆が出来る

これは、治ってから比較的短期間(とはいっても1,2か月間ほど)に
たまーに生じていたトラブルです。

普通の生活をしているときにはあまり無くて
ちょっとがっつり子供と遊んだり、
膝の曲げ伸ばしの回数が多かったりしたとき
に出てきました。

おそらくこれも、傷跡がまだ未熟で固いことに由来するのではないかと思います。

固い傷跡は正常な皮膚に比べてしなやかさに欠けるし
表面の角質層もまだまだ薄くて弱弱しいので
繰り返す屈伸運動にはついてこられないのでしょう。

固い瘢痕組織と、表面の弱い角質層の間にずれが生じて
血豆を形成してしまうのだと、私は解釈しておりました。

激しいスポーツをする方だと、私よりも頻繁に起こりそうですね


血豆が出来た時には、もう一度傷の治療に戻って
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新しい角質層が再生するのを待ちました。

傷がふさがるのには、それほど時間がかからなかった覚えがあります。

そしてこのトラブルも、傷跡が柔らかくなると自然に減っていきました。



形成外科的には、盛り上がった傷跡には


圧迫を加えるべし

という教えがあり

それはそれでちゃんと根拠もある治療法だと思います。

表面の摩擦刺激からも守られますしね。





結構めんどくさいんだ、圧迫って
σ(^_^;)


特に関節部だと、ずれやすいし
しっかり固定しようとすると、テープの刺激で皮膚炎が起きやすいし
厚みのあるもので覆っておくこと自体が、夏場はあせも・かゆみの原因になったりもするし。

私も、圧迫が良いと分かっちゃいるけどできませんでした。

幸い、自分自身は傷跡が盛り上がって治りやすい『ケロイド体質』ではないと知っていたのと

何もしなければしないで、それは何かのネタになるかなと思ったのと(爆)



そんなわけで私の場合、

傷跡が固いことに由来するトラブルは
思い出せる範囲で以上のふたつ

傷跡マイナートラブルは
他にももうちょいありますので、次回に続きます