バレリーナさんの魚の目~予防について その2 | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

年内の診療は終了しましたが、ブログは子供の相手の合間を縫って更新予定(笑)

バレリーナさんの魚の目 予防編 その2です。
その1はこちら矢印バレリーナさんの魚の目~予防について その1

踊るときの姿勢に気をつけたり
入念にトウシューズ選びをしたりしても

あの、明らかに不自然なポジション
足指に与える負担は想像に難くありません



どれだけ気をつけていても
繰り返し当たったつま先の皮膚が
ある程度厚くなったり硬くなったりするのは避けられない

と思います。
圧迫に耐えるだけの強度も、たぶん必要でしょう。

ただ
部分的に偏って硬くならないように注意をするのは大事かと。

1ヶ所が分厚くなると、その部分ばかりが当たるようになり、さらに分厚くなる
という負のループに迷い込んでしまいます。

硬いところは自分で削ったり
目の細かいヤスリや軽石などで滑らかに整えておく


というのを習慣にしていらっしゃるバレリーナさんも多いようです。

「かみそりで削りすぎて血が出たりすることもあるんですよ。あ、ダメなんですけどね。」

と明るく教えてくださった方も。
怖......

削りたい方には、こんな器具が良いのでは矢印

クレドー Credo コーンカッター&ラスプ #1004
¥1,650
楽天

私がクリニックで患者さんのタコや魚の目を削るときに使っている器具です。
切れ味は鋭く快適。
にもかかわらず一度にそんなに深剃りしちゃうこともありません。
愛用品です

また、角質の厚くなった皮膚は
乾燥するとカチカチになって
あるとき突然

パキッ割れる

とヒビがいってしまうことも
こうなるとチョー痛いはずです。

そうならないように日ごろから保湿しておくのも大事かと。

私のお勧めはやっぱりプロペト(ワセリン)

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でも、すでに角質がかなり硬くなってしまったときには
角質をやわらかくする効果の強い
サリチル酸ワセリンを使ったほうがいいかもしれません。
(こちらは医師の処方が必要です)

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どちらも、夜は外用してからラップなどで保護するとしっとり感up

ただし、進出のある傷ができていたり
足に水虫の疑いのあるときにはラップ注意です
蒸れると良くないことが多いので

あとは、硬くなった部分への負担をできるだけ軽くするためのクッションも、必要不可欠のようです。

クッションについてはその3へ。
予防シリーズ、続きまーす