乾燥肌注意報 | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

ここ数週間で、急に涼しくなっちゃいましたよね風
クリニックでも乾燥からくる肌トラブルの患者さんが増えています
そんな患者さんたちに、たいてい最初にお尋ねすること

それは

保湿剤、塗っていますか?

ではなく

どうやって体を洗っていますか?

だって、お肌は本来自分自身が作り出す天然保湿成分や皮脂で守られていて
これはどんな保湿剤より最上のバリア

でも

洗浄力の強いボディソープや石鹸を使って
さらにナイロンタオルなんかも使っちゃって
ごしごしごしごし
隅々まで毎日磨き立てたら


そらアナタ、バリアなんて秋風とともに吹っ飛びますって風

先日の育児講座でも、お役立ち豆知識としてご紹介しましたが

「乾燥肌です」

とおっしゃる患者さんに向けて
9割以上の確率で私が言うセリフがあります。

ボディソープや石鹸で
毎日洗うのは
ワキ・股・足先だけでよし


イメージとしては「臭いの出やすそうなところ」って感じですかね。
でもって大多数の患者さんには
「・・・・・・えっっ・・・・」
と、ちょっと引かれるんですけどね。

畳みかけるように
「あ、私も数年前からそうしてますけど、肌の調子いいですよ
と言って、さらに気持ち後退されることも多々なんですけどね。

おかしいな、そんなクサくは無いと思うのですが。
ひょっとしてクサい?私。
今度スタッフに聞いてみよう(←困るからやめなさい)

「ふざけてないで何でもいいから保湿剤くださいよ。乾燥肌なんだから。」

患者さんからそんな雰囲気のツッコミを受けて
しょんぼりしながら処方することもたまにあります。たまにね。

でもねー、乾燥しているのにこれでもかと洗いたててから、
保湿剤つけて
「ふう、これでよし」
って。

それ本末転倒じゃない?
と思うのですよ。

生き物の体って、本当に良くできてる。
肌のバリアだってもちろんその一つ。
そっちをないがしろにするのは、やめて欲しいな。
頑張ってる体が、可哀想だな
しょぼん

乾燥肌一つにも、そんなことを感じる秋のひと時なのでした。

{27B0ED86-14F8-4E07-8053-A227295CA98E:01}

秋冬シーズンの強い味方、プロペトチューブ。
家用の、だいぶ痩せてますね
冬が来る前に補充しないとビックリマーク

プロペトはべたべたするって?
使い方にはコツがあるのだ。ふふふ。

こちらの記事も参考にどうぞ