![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
そこで、ママさんから出た質問とその回答第二弾です。
ちなみに第一弾はこちら
。
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
質問その2
ハイドロコロイドって、いつやめればいいの?
この質問を医者に投げかけると、
そりゃキズがふさがるまででしょう。以上。
みたいな、淡麗辛口な答えが返ってくることが予想されます![汗](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
![汗](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
でもね
実際にこどもや自分の傷を湿潤治療で処置しているorしたことのある親御さんと話をしてみると、それだけじゃ片手落ちだってことが分かります。
「だんだん汁が減って来て、ハイドロコロイドがほとんどふやけなくなってくるけど、ちょっとは白っぽくなるじゃない?あれって『もう治った』と思っていいの?」
とか
「傷はふさがったようには見えるけど、まだ赤みは強いしなんかヒリヒリするし。ハイドロコロイドって、まだ貼っておいた方が良いのかしら?」
など。
先日の湿潤治療講座でも、ママさん達から質問されました。
クリニックでも、しばしば尋ねられます。
当たり前ですよね。
一般の方の多くは「ハイドロコロイド」という得体の知れないモノに初めて触れる訳ですし、
例え身近なお友達に湿潤治療の経験者がいたとしても、そのお友達と自分の傷が同じタイプとは限らないので、貰えるアドバイスが必ずしもビンゴとはいかないかもしれない。
なので、ここは一般の方々に比べればはるかに多くの傷を見ている私めが、経験に基づいて回答しておきませう![DASH!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/178.gif)
![DASH!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/178.gif)
まず、何を持って傷が治ったと判断するか
それは、傷の表面がすべて表皮細胞で覆われ「上皮化」した時です。
見た目としては、じくじくしたところが無くなり、全てピンクで乾いて「傷跡」の状態になった時。
なので、ここまで来たら、ハイドロコロイド、やめても大丈夫![OK](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/041.gif)
![OK](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/041.gif)
…………のハズ、なのですが![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
実は必ずしもそうとは限らないんだなこれが![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
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![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
もともとの傷の深さや大きさによっては、上皮化=治ったばかりの傷跡は非常に不安定![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
まだ角質層も薄く、皮脂腺や汗腺の機能も回復し切っていないので、すぐにカサカサヒリヒリしがちです![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
こんな時、ハイドロコロイドを貼っておくと、傷跡の表面が保護されるのでオススメ。
たーだーし
(まだ注意点があんのかい
と突っ込む声が聞こえてきそうだ
)
![!?](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/177.gif)
![汗](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
当たり前ですが、傷は治っているので汁は出ません。
ですから、ハイドロコロイドは傷跡にぴったりと貼り付いております。
これを、安易に
ピッ!
と剥がすとどうなるか
まだ弱々しい、出来たてホヤホヤの傷跡の上皮が、一緒に剥がれちゃうことがあるんだなこれが。オーマイゴッド![叫び](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/254.gif)
![叫び](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/254.gif)
なので、剥がす時にはそーーーーっと。
出来れば水でふやかしながら、そろりそろりと剥がして下さい。
と、いうわけで長くなりましたがまとめると
ハイドロコロイドは傷がふさがったら終了。
貼っておいた方が楽なら、続けてOK。ただし剥がす時にはご注意を。
さらにオマケのアドバイス![ひらめき電球](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
![ひらめき電球](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
そんな、治った傷が剥がれるかもしれないコワイ状況なんて絶対イヤ![!!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
![!!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
という方は、プロペトなどのワセリンを塗ってこまめに油分を補ってあげると良いでしょう。
保湿効果で、傷跡がヒリヒリしにくくなります。
あ、ちなみに、治りたてホヤホヤの傷跡に、ヒルドイドソフト(売薬では、小林製薬の『アットノン』が主成分同じ)を処方する医者がたまにいますが、あれはやめといた方が良いです。
ワセリンと違い界面活性剤が使用されているので、まだ弱い上皮細胞にダメージを与えてしまうことがあります。
ご注意を![ビックリマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
![ビックリマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
どんな傷跡でも、時間の経過とともに周囲と馴染んで、赤みと硬さは和らいでいきます![アップ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
![アップ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
それに連れて、保護しておきたいなーと感じることも、徐々に減ってくるはずです。
焦らず騒がず、
自分の体が一生懸命、元の状態に近づくべく頑張っている様子を、ゆったりと構えて、長い目で見守ってやってください。
子育てにも通じるかな、これ(笑)