ホントに必要? | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

昨日は、ママ友主催のパン作りの会に参加して来ました。
パンの焼けるい~い香りに包まれて、至福の午後でした。
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ちなみに上の長ーくつながったパンは小2長男の作品。
斬新すぎて訳ワカメ。

さて、パン焼きの場でお初にお目にかかったお母さんと、可愛らしいお嬢さん2人ラブラブ
お初…のはずだが何となく見覚えが。

ひょっとして、うちの患者さんじゃありませんか?
と聞いてみたら、ビンゴでした。

地元で開業してるんだから、そりゃ、そういうこともあるわな。

2人のお嬢さんのうち、お姉さんの方はおでこの怪我で来院した患者さんでした。
そしてその傷跡に貼っているフィルムは、色素沈着予防のエアウォールUV…だと思うんだけど、なんか、痒そうでないかい??

お母さんに伺うと、つい3日程前から急に赤くブツブツしてきたとのこと。
ハイ!あせも確定‼︎

肝心の傷跡はと言いますと、すっかり白く落ち着いている様子。ここから色素沈着を起こすとは考えにくい
と言う訳で、
フィルムは終了。
手持ちのロコイドとゲンタシンを混ぜて、かゆみが引くまで数日外用しておいてください。治らなかったらクリニックに来てね。

とまあ、こんな感じに即席で診察しちゃいました。
お母さんには随分恐縮されちゃいましたが、だって気になるんだもん。私が

プライベートな場でこういう仕事めいたことをすることには、賛否両論だと思います。 線引きしないと、自分で自分の首を締めることにもなりかねないとは百も承知あせる

ま、今のところは自分の
「ここはお節介しといてもいいんじゃない!?
という直感を信じて、気の向くままに行動しようと思います(笑)

んで、今回の一件で思ったのですが、
子供の傷跡って、本当に日差しに当てたらダメなんですかね?
いや、私も現在形成外科のジョーシキに則って、傷跡を日焼けから守るために、茶色いテープや、今回のようにエアウォールUVを勧めたりしているのですが、
なんか、あんまり子供時代の傷跡が、茶色っぽいシミとして大人時代まで残った人や、その相談を受けたことって無い気がするんですよね。

そういう私も、小1のころに校庭で派手に転んで顔面にヒドイ擦り傷を負い、当時の
消毒+ソフラチュールガーゼ=乾燥上等叫び
な治療で毎日涙と血を流して治した経験がある人間なのですが、
全く跡形もなく治ってるし。

今回のお嬢さんのように、良かれと思って指示した保護でトラブル発生しているのを見ると、これってホントに必要なんだろうか?と思ってしまいました。

方針転換、真面目に考えないとダメかもしれませんねひらめき電球