文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪


都営三田線・大江戸線春日駅


東京メトロ南北線・丸ノ内線後楽園駅

2駅4線から徒歩5分以内

遠くの方でも通いやすい音譜

都内でも珍しい

形成外科女性医師が院長のクリニック



てしまクリニック 診療のご案内



ももてしまクリニックホームページ:http://teshima-hifu-keisei.com/

ももオンライン受付サイト:http://ssc.doctorqube.com/teshima-hifu-keisei/pc



 ・診療時間: 午前 9:30~12:30/午後 15:00~18:00

 ・休診日: 水曜、土曜午後、日祝日

 ・診療科目: 形成外科、皮膚科、美容皮膚科

 ・住所: 〒112-0002 東京都文京区小石川1-3-23 ル・ビジュー地下1階

 ・電話: 03-5804-1241

 






こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ



台風19号の直撃を受けた東京。

昨日のてしまクリニックは当然の如く終日休診でした。

朝から晩まで窓の外は暗く、雨が降り続け、夜には風が吹き荒れていました。

中1の長男は

「台風って言っても、こんな風に丸一日外に出られないのって、今まであったっけ?」

と驚いていました。たしかに、無かったかも。


一夜明けて、抜けるような青空が広がって、日差しは暑いくらいです。

クリニックの様子も見に行ってきました。

文京区の中では比較的海抜の低い場所なので、水害を心配していましたが、幸い停電も浸水もありませんでした。
火曜日は通常通り診療できそうです。



自宅のテレビで見るニュースでは、各地の水害の状況が報道されています。

稀に見る大雨で氾濫した河川の数々。

水が引いてからの後片付けの困難さは、察するに余りあります。

この様な作業で懸念されるのが「破傷風感染」です。

破傷風菌は通常「芽胞」の状態で土壌に眠っていますが、泥などに汚染された環境で怪我をすると、傷口から侵入し、一定の潜伏期間をおいて発症します。必ずしも深い怪我でなくとも、感染の危険はあると言われています。

致死率の高い感染症ですが、予防にはワクチンが極めて効果的です。

自治体の定めた予防接種で、幼少期に破傷風ワクチンの接種を完了していれば、こども時代や20代くらいまでは免疫の残った状態である可能性が高いと言われています。

しかし、免疫がつきにくい場合や、長い年月を経過して抗体価が低下している場合もあるようで、過去の発症例も年齢が上がるにつれ発症数が増える傾向にあります。



国立感染症研究所が、東日本大震災後にまとめた下記の様な報告もあります。


DWR 2012年第44号<速報>東日本大震災に関連した破傷風 (2006~2011年における全国および被災三県の発生状況)



こちらのレポートでは、震災後11〜14週後に被災地で破傷風の報告数が増加したと記載されています。

今回の水害でも、濁流とともに破傷風菌が運ばれてきた危険性は十分考えられます。

作業に取り掛かる前に破傷風ワクチンの接種を受けるのが理想的ですが、緊急時には難しいことが多いでしょう。

後片付けの際は、手を傷つけないよう厚手の手袋を着用し、万が一怪我をした場合には、小さい怪我であっても軽く見ず、病院でワクチンの接種や十分な傷の処置を受けることを忘れないでください。


また、汚染された傷(泥、動物咬傷etc)の場合キズパワーパッド®️などの密閉度の高い保護剤で創面をピッタリと覆うと、破傷風に限らず細菌感染のリスクが上昇します。

保護剤の説明書にも、その旨必ず記載されています。

「3倍早く治す」つもりが「3倍ひどい状態」にならないよう、一般の方は用法をよく読んでご使用くださいませ。


被害を受けた皆様の生活が1日も早く回復されるよう祈りつつ。