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蜜璃:いよいよ、柱稽古ね!
しのぶちゃん、一緒に頑張りましょうね。
しのぶ:甘露寺さん。
しのぶ:私は今回の柱稽古には
参加できません。
蜜璃:えっ?
しのぶちゃん、どうして?
しのぶ:甘露寺さん。
鬼との次の戦いは、おそらく総力戦と
なるでしょう。
しのぶ:であれば、きっと、
姉の仇の鬼に会うはず。
しのぶ:その鬼を倒す準備を
したいのです。
蜜璃:しのぶちゃん、
一人で戦うつもりなの・・・?
みんなで力を合わせればきっと。
しのぶ:いいえ。
しのぶ:私は、姉の仇を取るために
柱になったの。
だから、これは私の役目なのです。
蜜璃:しのぶちゃん・・・。
蜜璃:はぁ・・・。
しのぶ:甘露寺さん?
蜜璃:私、自分が恥ずかしいわ。
しのぶちゃんがそんな覚悟で
臨んでいるのに・・・。
私が柱になった理由って、
結婚する殿方を見つける為だし。
しのぶ:甘露寺さん。
しのぶ:そんなことはありません。
甘露寺さんの明るさ、優しさに
私はいつも元気をもらっています。
それは、私だけでなく、
他の柱もきっとです。
蜜璃:しのぶちゃん・・・。
しのぶ:それに、
誰も愛さない人生より
誰かを愛する人生のほうが
よほど豊かで素晴らしいと、
私は思います。
蜜璃:しのぶちゃん・・・。
蜜璃:ありがとう、しのぶちゃん。
私、頑張るっ。
しのぶ:ふふっ、甘露寺さん。
その調子です。
蜜璃:しのぶちゃん。
鬼のいない世界になったら。
またこうやって、
たくさんお茶しましょうね。
しのぶ:甘露寺さん・・・。
しのぶ:ええ!きっと。
伊黒:遅くなってすまない。
しのぶ:甘露寺さん、
お迎えが来たようですよ。
お開きですね、ふふっ。
蜜璃:とてもハイカラなカフェだったわね!
また絶対来ましょうね、しのぶちゃん。
しのぶ:ふふっ、そうですね。
しのぶ:・・・ごめんなさい、甘露寺さん。
きっとその約束は守れない。
しのぶ:姉さんの仇の鬼を打つことは
私の夢、私の悲願。
しのぶ:そのためになら、
どんなことだって。
しのぶ:でもどうか、
心優しいあなたは、
鬼のいない世界で
幸せに暮らして欲しい・・・。
②へ続きます。