久々の大当たりとなった信長の野望シリーズ最新作
信長の野望・新生
今作は内政と外交が非常に面白い作りになっています
合戦による戦術的な勝利はもちろん大切なのですが、長期に渡るプランを最初のほうで考えておかないと、織田・島津・毛利・北条といったような大国でない限りは中盤辺りで、この大国たちに太刀打ちできなくなって、中級でも余裕で詰みます
(むしろ、へますると最序盤で滅亡します)
というわけで、今回は1560年・中級・浅井家という、最序盤をくぐり抜けても、織田の上洛で完全に詰む浅井長政にスポットを当てて、解説してこうかと思います
今作、プレイを開始したらまず何をするのか? と問われたら、外交>親善で親善を行なえる武将のチェックをします
これを怠った時点で弱小勢力は詰みます。お疲れ様でした……
なんでこれが1番最初にチェックしておかないとダメなのかと言うと
新生では城主家臣に内政を政策『制度改新』と『裁量権移譲』で自動で開発任せられるのですが、親善を行なっている最中はそいつが城主だと内政が止まります
これが弱小国だと本当に痛いです
さらには城主になれるのが身分が『侍大将』以上ではないと城主にさせれません
弱小国は評定『母衣衆結成』のコストがかなり重くなってます(浅井家はまじできつい:理由後述)
さて、なぜ親善をまっさきにチェックしなければならないかと言うと、浅井家は1560年の開幕から詰んでいるために味方を増やさなければなりません
このゲーム、織田家であったとしても交渉>援軍で同盟国と敵国の兵力をコンスタントに削っておかないとキツくなります
あと、援軍を使用することで、同盟国の敵対先をコントロールしておくことが肝心となります
それが浅井家のような弱小国だと本当にマジで大切です
では、1560年の浅井家の周辺国をチェックしましょう
・朝倉家
15年近く同盟を結んでくれる朝倉義景
ただし1年以内に若狭を分捕る浅井家の真の敵
・六角家
蒲生氏郷を産み出すだけの存在・六角家
新生では国衆の百地三太夫をすぐに取り込みしているので、浅井家にとってはかなり厄介な存在
・斎藤家
信長よりも浅井家を憎みまくっている斎藤家
・足利義輝
浅井家と筒井家に対して、強気すぎる足利義輝
義輝が輝くのは浅井長政プレイ時のみってくらいにクソ邪魔
筒井以外を殴ると高確率で和睦の仲介になります
はよ畳で圧死しろ
それと浅井長政と言えば、織田信長の妹・お市との婚姻同盟
しかしながら、浅井長政プレイすると……
実は1567年まで強制的に結んでくれません
周辺国との外交状態をチェックしたら、次に気をつけなければならないのは各国の攻める(未来的にも)方角ですね
織田は言うこと無しで斎藤潰したら、六角、二条城となります
んで、上洛を果たすと朝倉がどこかのタイミングで攻められて、金ヶ崎の撤退が起きて、浅井家は織田と強制敵対です
こうなると何をしても詰みます
それくらい織田家の武将はマジで強いです
(近畿武将が弱すぎるのもある、信長四天王クラスに対抗できるのは鈴木重秀と島左近くらい?)
なので、すぐに京に乗り込むためにも朽木谷が必須となります
六角の進軍は浅井家
斎藤の進軍は浅井家
足利の進軍は浅井家
斎藤と筒井以外を殴ると足利義輝が仲介して和睦
足利義輝を変なタイミングで殴ると近畿シャッフル同盟軍からの防衛軍派遣
足利領土をイベントで乗っとる三好家の進軍は浅井家
はい、浅井家がどれだけ詰んでいるかがわかると思います(´;ω;`)ブワッ
てめえら! まじで全員ぶっつぶすからなっっっ!!
ここまでわかった上で、浅井家をプレイすることになります
さらに浅井家が金欠にならざるをえない理由は周辺国全部が敵のために、まずは兵糧が無くなります
六角>斎藤>足利義輝の永久コンボを足利義輝がイベント死するまで続きます
こうなったらもう、商人町よりも灌漑施設のほうがよっぽど大切になります
金があっても米と兵が無かったら、戦えません
おかげで評定のための金も貯まりません……
四面楚歌の浅井家は政務の数値自体は低いのですが、武将の特性『一所懸命』持ちが多いので集落の自動掌握スピードだけは優れています
あと、浅井長政の一番キッツイのは、こいつ自身が外征用の固有戦法も特性も無いってことです(一応、戦法が激励ですが期待しないほうがいい)
激励発動までタイムラグがあるので、むしろ鉄壁持ちの赤尾さんのほうがよっぽど頼りがいある……
まあでも、そんな浅井長政なんですが、配下は有能特性持ちだらけです
合戦では挟撃がクソ強いんですが、その挟撃威力を高めてくれる『用兵』持ちの石田パパと海北くんが小谷と佐和山にひとりづつ配置されています
コーエーの唯一の良心的配置ともいえます
(小谷の代官1枠が強制的に石田パパになるんだけどね……)
んで、小谷には浅井長政の攻撃力と防御力バフ用の磯野員昌、遠藤直経がいます
これでなんと小谷の代官が3枠埋まり……
若狭と朽木谷という浅井家の命運が決定する2城の城主候補に阿閉と宮部と若狭武田しかいないというまさに進むも暗い未来が待ち構えています(浅井亮親は反攻持ちなので佐和山防衛に置いて起きたい)
新生の魅力は弱小大名でも家臣の代官・知行配置で大名と城主の大幅バフが出来るのが美味しいですね
逆によくあがる大いなる不満は軍団編成することによって、せっかくのバフをAIが勝手に変えちゃう点です
ここは早めに固定化できる修正が欲しいです
さてと……
小谷と佐和山城主のバフが完成したら、次に親善で朝倉と織田と同盟しましょう
信用度はめちゃくちゃ使うので常に婚姻同盟(信用100)まで貯めます
浅井長政ならパパ政と雨森さん。んで、身分を侍大将にあげた宮部くんを常に親善に配置します
親善用武将は城主にしないように!
親善中は委任内政が止まるぞ!
金が無さ過ぎる浅井家だとまじで死活問題だぞ!
んで、朝倉の信用が40たまった瞬間に援軍・若狭攻めをずっとさせます
こうしておかないと、朝倉が浅井家の生命線のひとつである若狭武田をゲットします
ちなみに浅井家は六角・斎藤・足利義輝にずっと殴られます、この間……
朝倉さんの良い所は同盟更新も無いので、ガンガン信用度を消費できるところですね
ただまあ、若狭武田以外は落とせません
若狭を取ってもらった後は、三好の戦力を削る役目です
今作の良い所は援軍が落としてくれたところは、プレイヤー側にただで譲ってくれます
なのでガンガン援軍を送りましょう
新生の外交はこの援軍を上手いことつかって、同盟国と敵対国のヘイト管理と兵力調整を行うことです
浅井家の場合、朝倉と織田と同盟を結べても、織田家が稲葉山城とその周辺を全部取ると、織田家は上洛と同時に朝倉家にも兵を送ります
今作は岐阜から越前にあがるのに飛騨の姉小路さんちを経由しなくて良くなったのが斬新かつ、ほんまにやめろよおまえ!ってなってます
なので、朝倉と織田がやり合わないように常に援軍を近畿へと送ってもらいましょう
若狭武田、朽木谷の生命線を確保したら、続けて、観音寺城・二条城・筒井2城・雑賀攻め
ここを六角・筒井・雑賀の武将セットで浅井家でとれなかったら……
リセット推奨かなぁ……ってくらい厳しい浅井長政……
ここさえ押さえれば、織田は一生のパートナーになります
(近畿制圧を諦めてくれるっぽい。ただし、朝倉が代わりに死ぬ!)
ただ、ここまできても、浅井家の財政は火の車です
何故かというと、このゲーム
大名家が衰退するや否や、周りの大名が衰退勢力の滅亡かつ武将取り込みにめちゃくちゃ積極的だからです
弱ったやつは全員で袋叩き
これ世界史レベルの常識ぇ……
浅井長政が金収入増やす時間なぞありません
三好が近畿から消えると一色・波多野・本願寺・山名・赤松、そして全取りを目論む毛利家……
毛利家に尻尾を振る宇喜多家の独立イベント
そして、九州武将を全部吸い取った島津家が四国へと……
ほんまお前、浅井家のどこに金収入増やす時間があんだよっっっ
ってところで、今は1577年8月で西側勢力と織田家の壁になってしまった浅井長政でございます……(´・ω・`)
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