私は過去に、子宮頸がん(高度異形成クラス3b)の診断を受けていた時期があり、子宮頸部の円錐切除手術を視野に入れ、今後の人生の色々な事を考えなければいけない段階でした。
(早期発見できれば手術を免れる可能性が高いので、婦人科検診にはぜひ行ってくださいね)
そんな時に知ったのが、
「がん細胞は体温を上げると死滅する」と言う事実
その温度は39℃とか42℃とか学術論文によつて諸説あるのですが
「そのくらい暖かい国に、とりあえず長期滞在してみよう
手術については帰国してから考えて、保留にしよう」
と思ったのが、灼熱の東南アジアに渡るきっかけでした。
東南アジアを一周した最後の地になったのが、カンボジア
小さい頃テレビ番組『電波少年』で世界遺産アンコールワットへの道を鋪装していたのを見て
「いつかあの道を辿ってみたい」と思っていたの夢が実現しました。
アンコール遺跡群を巡る3日間有効の入場券を購入したものの、1日で胸がいっぱいに満足してしまい
「明日は、天空の城ラピュタのモデル(らしい)のベンメリアにも行ってみようかな…」と、宿の掲示板を眺めていたところ
「一緒に学校を作りませんか?」と書いてある日本語の貼り紙を見つけました。
↑移動は軽トラの2台に「100人乗っても大丈夫」雨が降ると全身ずぶ濡れだけど、乾燥地帯なのですぐ乾く
当時は水道も電気も来ていなかったので、
人力とリヤカー(一輪台車)で木材やレンガを運び、
毎日、モルタルを捏ねたり、コンクリートを流したり、
休み時間は村の子どもたちと遊んだりと、土木作業に土木作業を重ねる毎日でした。
行き帰りのトラック移動では、歌を歌ったり、しりとりをしたり、ワイルドな揺れも楽しくて、最高!
そんな時、代表のめぐみさんが
「校舎の壁に、身長を測れる壁画を描きたいの」とバンクシーを募り、僭越ながら私が立候補したのでした。
完成図
最終日に、みんなの夢を書いてろうそくを灯すイベントがあって
私の書いた夢がこちら♡
夢、叶ったね!
冒頭に戻りますが、これはたった1ヶ月で私の子宮頸がん高度異形成が消えた時のお話。
帰国後、産婦人科で同じ検査を受け、
ガン細胞(の疑い)が跡形もなく消え去っていたのを見て、主治医はびっくり仰天、絶句していました。
だって、出国前の私に「手術以外の治療法はありません」って言い切っていたのだから。
今の私のささやかな夢は、いつか我が子とカンボジアに行くこと。
電気も水道も通っていない村で、子供たちがどんなに幸せに暮らしているか、楽しそうにはちどりスクールに通ってくれているか、
ゴミ山の子達がどんなに生き生き家族と仕事をしているか、家族総出で移動するタイ出稼ぎや農作業、
アンコールワットに沈む夕陽や、天空の城ラピュタのベンメリアをいつか見せたいの。
実ははちどりプロジェクトには、寄付金の他に活動を応援できるグッズ通販があるのですが
こちらのTシャツは、私達ボランティアスタッフが、小学校建設や講演会でユニフォームとして着ていたデザインなのです。
この度、我が子がようやく80cmを着れるようになったので、満を辞してキッズTシャツを注文しました!
早産で小さめに生まれて、80サイズを着れるようになるまで、随分長い道のりだったけど
代表のめぐみさんも「赤ちゃん、元気に育ってるんだね!嬉しいなぁ。」とコメントを添えてくれました。
私が我が子に奇跡的に恵まれたのも、カンボジアでの日々があったから。
今度は、不妊治療を経験した自分が、不育症の方や天使ママに寄り添いたいと思って産前産後ケア専門院「天使のゆりかご」を立ち上げました。
まだ始まったばかり、だけど絶対に
「微力だけど無力じゃない」
↑はちどりプロジェクトの応援グッズはこちら📣