純国産のオリジナル香水ブランドなのに
世界で一番腰が低すぎる

「武蔵野ワークス」さんを紹介します

まずは、こちらのスクショをご覧ください
(3枚目の広告文を考えた方、怒らないから…出てきて)

>世界ブランドになることはないでしょう
には「自信、持って…!」と励ましたくなる気持ちになることうけあいです





高校生の頃からちまちまと「四季」を意味する
フローラルフォーシーズンズのミニボトル香水を集め続け

大学生の時にようやく全種類(当時販売していた物)をコレクションできた時の喜びは、筆舌に尽くし難く

「四季折々の花」の香りを携え
四季のない外国へ行く勇気を得たのです。


朝方まで太陽の沈まない白夜も、霧の都も、毎日膝まで積もる雪も、昼頃にようやく薄明るくなって16時にはとっぷりと暗闇に包まれてしまう長い長い冬も

四季のないEU留学中の生活を彩ってくれたのは、紛れもなく武蔵野ワークスの香水たちでした

孤独な海外生活でそっと寄り添ってくれた四季折々のお花の香りたちは

学友から羨ましがられ続けるもヨーロッパに個人輸入する方法は伝えられず仕舞い。


桜を恋しく思い
代わりにアーモンドの花を見上げ
いつか梅の花をまた見ようと思い
紫陽花の香りを想像する私に日本を思い出させてくれて

香水に応援されているような、励まされているような、そんな気持ちでした。


なぜ突然そんな話をしようと思ったかと言うと

荷物を整理していたら、廃盤の香水「上海」がコロンと転がり出て、
蓋をあけたら、あの日のままの香りがして、異国での日々が走馬灯のように蘇ってきたの

こんな風に香りで泣いたのは、泣かされたのは、生まれて初めてです。

長年、香りを扱う仕事をしているのにね。


桜、八重桜
藤、藤袴、菖蒲、桔梗、紫陽花
たんぽぽ、れんげそう、すずらん、クローバー
花火、蛍、星座
金木犀、秋桜、菊
青山路、空山、若葉、碧海
シルクロード、ブルーモスク、ミラージュ、上海

桃とミルクの香りの「沙流」も

華やかで艶やかな「牡丹」も

「ろうばい」「しだれ紅梅」「春告げ草」の梅の花のシリーズも

密かに留学のテーマにしていた「菩提樹の花」も

全部、ぜんぶ好きだったな。

四季折々の香りは、ただの学生だった私を、アロマセラピストへの道に優しく導いてくれました。

外国の香水屋さんや香料市場のどこよりも
沢山の場所に、香りの旅をさせてくださって、ありがとう。