あれはまだチェンマイに住んでいた頃、もう8年も前のお話。
 
タイのマッサージ学校に通っていた時に、いつも一緒にペアを組み、朝から夜まで一緒に居るような、仲の良い親友が居りました。
 
その方はふた回りくらい年上の男性で、月ぎめのアパートを借りていたので、放課後は彼のアパートでビールを飲みながら、当日習った内容を練習し合うのが日課でした。
 
復習に疲れたら、二人ベッドの上でごろごろしたり、いつまでも尽きないお喋りをしたり、夜までうたたねしたり。
 
お互い独身でパートナーも居なかったけれど、絶対に恋愛や肉体関係には発展しない友情で繋がっていて
 
「次にタイで勉強する時には、このアパートをルームシェアしよう」と約束したくらい。家族のような信頼関係がありました。
 
逆に言えば男女の友情が成り立たなきゃ困るんだけど、一晩飲み明かしたり、枕を並べて朝まで喋って生まれた友情が、絶景や語学力よりも、旅で得た一番大切なものかも知れません。
 
何故この話を書こうと思ったのかと言うと
 
タイでゆるい共同生活を送った親友が若くして癌で亡くなったと知ったためです。
 
ビールを飲みながら気の赴くままにマッサージをして「幸せだね」と笑い合ったいい笑顔のまま、親友は私の中で時が止まってしまいました。
 
 
 
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